agentjson — AIエージェント向けのJSON修復ライブラリ
概要
agentjsonは、LLMやエージェントが生成した「構造化っぽい」テキストからJSONを安全に取り出し、よくあるフォーマットの破損(マークダウンフェンスや前置きのプローズ、スマートクォート、余分な/欠落したカンマや括弧など)を自動で修復するRust製のパイプラインです。厳格なJSONパーサーが失敗するケースでも再試行や回避を減らし、パイプライン全体のレイテンシや脆弱性を下げることを目的としています。Pythonバインディングが提供されており、既存のPythonベースのエージェントワークフローにも容易に組み込めます。
リポジトリの統計情報
- スター数: 15
- フォーク数: 0
- ウォッチャー数: 15
- コミット数: 10
- ファイル数: 15
- メインの言語: Rust
主な特徴
- エージェント出力に特化したJSON抽出と自動修復(トラブルシュートの自動化)
- Rust実装による高速・低レイテンシ動作と、Pythonバインディングによる連携の容易さ
- マークダウンフェンスや前置きテキスト、スマートクォート、余分な/欠落したカンマ・括弧などの一般的エラーに対応
- ベンチマークやCIを用意し、実運用での安定性・性能評価をサポート
技術的なポイント
agentjsonは「壊れた/ゆるいJSON」を厳格に拒否する代わりに、現実のエージェント出力で頻出するノイズを段階的に除去・修復することを設計目標としています。実装はRust製であるため、文字列処理や正規表現、メモリ管理において高効率を実現しやすく、パフォーマンス面の恩恵が得られます。READMEから読み取れる主なワークフローは次の通りです:まず原文からJSONらしきブロックを抽出(例:jsonフェンスや中かっこで囲まれた領域)。抽出後、スマートクォート(“ ”)の標準クォート変換、余分な末尾カンマの削除、欠落したカンマや閉じ括弧の挿入などのヒューリスティックな修復を行う。修復はできるだけ局所的かつ最小限の変更で行い、元の意味を壊さないことを重視します。
また、Cargo.tomlやBENCHMARK.mdが含まれていることから、Rust crateとしてのビルドや性能測定が整備されていることが推察されます。Pythonバインディングがあるため、エージェントフレームワーク(例:Pythonで書かれたツールチェイン)へシームレスに導入可能で、エラー時のリトライ回数やレイテンシ削減に寄与します。デザイン上は保守的な修復を第一としつつ、必要に応じて修復ルールの拡張やカスタマイズが可能な構造になっていることが期待されます。小規模なリポジトリであるため、拡張性やテストカバレッジの強化、より多言語対応のバインディング追加などが今後の改善点となるでしょう。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- .github: dir
- .gitignore: file
- BENCHMARK.md: file
- Cargo.lock: file
- Cargo.toml: file
…他 10 ファイル
まとめ
LLM出力の現実的なノイズを許容して自動で修復する、小規模だが実用的なRustベースのJSONリペアライブラリ。
リポジトリ情報:
- 名前: agentjson
- 説明: The parser that repairs broken JSON output for AI Agent Pipelines
- スター数: 15
- 言語: Rust
- URL: https://github.com/sigridjineth/agentjson
- オーナー: sigridjineth
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/41055141?v=4
READMEの抜粋:
agentjson
logo
JSON parser in Rust with automatic fix for agent‑generated outputs
LLMs are great at structured-ish output, but real pipelines still see markdown fences, extra prose (“Here’s the JSON…”), trailing commas/smart quotes, missing commas/closers, etc. Strict parsers (json, orjson, …) treat that as a hard failure → retries, latency, and brittle tool/function-calls.
agentjson is a Rust-powered JSON repair pipeline with Python bindings:
- Extract the…