Architecture — C++アプリケーション設計サンプル

Library

概要

TheChernoの「Architecture」は、C++でのアプリケーション設計例を示す軽量なリポジトリです。サンプルはOpenGL/GLFWを採用したレンダリングを前提にしており、プロジェクトのルートにCMake設定と依存関係管理用ファイル(Dependencies.cmake)を備えています。コードは「Core」と「App」といった役割ごとの分離を意識したディレクトリ構成で、学習用途に向けた設計パターン、ビルド手順(cmakeでbuildディレクトリを作りcmake ..を実行)を示しています。小規模なゲームエンジン風の雛形として、拡張や実験がしやすい構造です。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 18
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 18
  • コミット数: 2
  • ファイル数: 7
  • メインの言語: C++

主な特徴

  • CMakeを用いたクロスプラットフォームなビルド構成(Dependencies.cmakeで依存管理)
  • Core(エンジン基盤)とApp(アプリ側)を分離したレイヤードアーキテクチャ
  • OpenGL + GLFWを使ったレンダリングの採用例(学習用のレンダリング基盤)
  • 小さなコードベースで設計の考え方を学べる雛形

技術的なポイント

このリポジトリは「設計例」に重きが置かれており、技術的には以下の点が注目されます。まずフォルダ分割による関心事の分離(CoreとApp)は、エンジンコードとゲーム/アプリコードを独立して開発・テストできるようにする基本パターンです。CMakeとDependencies.cmakeを使うことで、外部ライブラリ(GLFWやGLADなど)をプロジェクトに組み込みつつ、プラットフォームごとのビルド差異を吸収できます。OpenGL/GLFWの採用は学習コストが比較的低く、レンダリングパイプラインやコンテキスト管理、イベント処理の基礎を理解するのに適しています。

設計面では、アプリケーションの初期化→更新→描画→終了というフローを明確にし、モジュール間の依存を最小化することで拡張性を高めています。実践的な改良案としては、メモリ管理にRAIIやスマートポインタを徹底すること、API境界に抽象インターフェース(レンダラー、ウィンドウ、入力)を導入してバックエンド差し替えを容易にすること、ユニットテストやCI(CMake + CTest)を追加して品質を担保することが挙げられます。さらに、アセット管理、シーン/エンティティ抽象、イベント/レイヤーシステム等を段階的に導入すれば、本格的なエンジン設計の学習教材としても成長します。全体として「小さく始めて段階的に拡張する」ことを意図した、実践的なアーキテクチャ例です。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .gitignore: file
  • App: dir
  • CMakeLists.txt: file
  • Core: dir
  • Dependencies.cmake: file

…他 2 ファイル

(注:READMEにはビルド手順の簡単な説明とOpenGL/GLFWを選んだ旨が記載されています)

まとめ

小規模で学びやすいC++アプリ設計の雛形。拡張教材として最適。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

Architecture

An example of how I like to architect applications in C++, as part of a YouTube mini-series.

Build

Generate project files/build using CMake. I like to make a directory called build at the root and then run

cmake ..

from that directory. This will generate relevant project files (eg. Visual Studio for me) which you can then use to build and run.

Notes

I chose to use OpenGL (and GLFW) for this…