autoeq-c — 高速で正確な AutoEQ の C 実装

Library

概要

autoeq-c は「Blazing fast and accurate AutoEQ in C」を目標にしたリポジトリで、オーディオ補正(AutoEQ)処理を高速に実行するためのC実装を提供します。ネイティブなCコードはCLIや組み込み用途に向き、EmscriptenでビルドしたWebAssemblyバージョンはブラウザやNode.js側からTypeScript/JavaScript経由で利用できる単一ファイルモジュール(autoeq-wasm.js)を生成します。小規模で依存の少ない実装を志向しており、ヘッドホンのリグ補正を考慮した高品質なEQ生成が目的です。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 6
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 6
  • コミット数: 4
  • ファイル数: 8
  • メインの言語: C

主な特徴

  • Cで書かれたネイティブ実装により高性能なDSP処理が可能
  • EmscriptenでのWASMビルドをサポート、ブラウザ/Nodeから利用可能
  • 単一ファイル出力(autoeq-wasm.js)で配布・組み込みが簡便
  • リグ(測定系)を意識した高品質なEQ生成を想定

技術的なポイント

autoeq-c の技術的な核は「パフォーマンス重視のC実装」と「Web連携のためのWASM出力」にあります。C言語を採用することで、フィルタ設計、応答の補正、最適化ルーチン(例えばパラメトリックEQの係数計算や最小二乗フィッティング等)といった計算集約型処理を低オーバーヘッドで実行でき、リアルタイム処理やバッチ生成どちらにも向きます。加えて Emscripten を用いて同一コードベースから WebAssembly モジュールを生成することで、ブラウザ環境やNode.js上でネイティブに近い速度で動作させられるのが大きな利点です。

ビルドはリポジトリの ./build スクリプトで行い、Emscripten の emcc がPATHにあれば単一の aut oeq-wasm.js を生成します。これにより、フロントエンド側では TypeScript/JavaScript のラッパーを介して結果を取得し、ユーザーインターフェース上でEQプリセットを表示・適用できます。ネイティブ側はCLIやライブラリとして組み込めるため、デスクトップ音楽プレイヤーやオーディオ処理パイプラインに直接組み込むことが可能です。

小規模リポジトリながら重要なのは「堅牢性と移植性」です。Cのみに依存する実装は、追加のランタイム依存を避けつつ各プラットフォームに容易に移植できます。WASMビルドはブラウザのセキュアなサンドボックスで実行できるため、ウェブアプリへ組み込む際の安全性と配布の簡便さが向上します。ドキュメントはREADMEにビルド手順が示されており、Emscripten のセットアップと ./build の実行で始められるため、開発者が環境を整えるハードルも低めです。

将来的には、測定データの入出力形式(測定ファイル、ターゲットカーブ)、パラメータチューニングインターフェース、フィルタタイプの選択肢(IIR/Biquad、FIRなど)を拡張することで、より多様なワークフローへの適応が期待できます。現状は骨格となる高速処理エンジンを提供することに集中しており、用途に応じたラッパーやGUIを別途用意して使う想定です。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .editorconfig: file
  • .gitignore: file
  • LICENSE: file
  • README.md: file
  • build: file

…他 3 ファイル

(※リポジトリは小規模で、ビルドスクリプトとソースを中心に構成されています)

まとめ

C+WASMの組合せで高速かつ汎用的に使えるAutoEQエンジンを提供する良質な骨組みです。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

autoeq-c

Blazing fast and accurate AutoEQ in C that produces high-quality, rig-aware results.

This repo contains:

  • A WebAssembly build (Emscripten) intended to be called from TypeScript/JavaScript
  • A native C implementation (for CLI / embedding)

WASM build/usage

Requirements:

  • Emscripten (emcc) available in PATH (via emsdk)

Build:

  • ./build

This produces a single-file Emscripten module autoeq-wasm.js in the current folder.

The intended consumer is the JavaScript wrapp…