Braccio Arm の音声制御(Braccio Arm — Voice-Controlled Robotic Arm)

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概要

このプロジェクトは「音声コマンドでTinkerkit Braccioロボットアームを操作する」ことを目的とした実装例です。音声入力を受けてテキスト化し、事前に用意したコマンドセットへマッピングしてからシリアル経由で Arduino に送信、Arduino 側でサーボモータを駆動してアームの各関節を動かします。基本的な音声→テキスト→アクション変換と、Arduino ベースのサーボ制御の流れを示す簡潔なサンプルで、ハードウェア連携の学習やプロトタイプ構築に適しています。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 10
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 10
  • コミット数: 2
  • ファイル数: 2
  • メインの言語: C++

主な特徴

  • 音声コマンドの認識結果を動作にマッピングして実行
  • Arduino(Braccio)サーボのシリアル制御による実機駆動
  • 事前定義されたモーション(上げる、下げる、開く、閉じる等)対応
  • ハンズフリーでロボットアームを操作する教育・試作向けサンプル

技術的なポイント

本プロジェクトは音声インタフェースとマイクロコントローラ制御を組み合わせた典型的なパイプラインを実装しています。まず音声入力(マイク)から得た音声をソフトウェア側で認識し、Speech-to-Text の結果をコマンド文字列として扱います。認識された文字列は正規化や簡単な語彙マッチング(キー語による判定)を通じて、移動指令やグリッパ操作などのアクションにマッピングされます。

次に、アクションはシリアル通信フォーマットに変換されて Arduino に送信されます。Arduino 側では受信したコマンドを解析し、Braccio に接続された複数のサーボモータへ角度指令を送り、所望の動作を実行します。Braccio は複数自由度を持つため、複数サーボの同時制御やモーションシーケンスの実装が重要です。実装上の注意点としては、サーボのトルク制限や衝突防止のための速度制御、コマンド受信のデバウンスやエラーチェック(ACK / NACK)、そして通信の同期化が挙げられます。

プロジェクトの言語は C++(Arduino 向けのスケッチ等を含む想定)で、ホスト側の音声認識は別プロセス/サービス(PC、Raspberry Pi、クラウドAPI等)で行い、その結果を Arduino に送る構成が一般的です。拡張としては、より自然言語に対応するための小規模な NLP 層、意図判定とスロットフィリング、音声認識の誤認識を補正する対話的フィードバック、またセーフティ用のモーション制限や緊急停止ボタンの追加などが考えられます。ログを残して動作検証することで、サーボのキャリブレーションやコマンド語彙の改善が進みます。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • README.md: file
  • braccio_vc: dir

(braccio_vc ディレクトリには Arduino スケッチや音声→コマンドのブリッジ実装が格納されている想定です)

使い方(想定手順)

  • ハードウェア:Tinkerkit Braccio を Arduino に接続し、電源とサーボを準備
  • ホスト:音声入力環境(PC/RPi)で音声認識を起動し、コマンド語彙を設定
  • 両者をシリアル(USB)で接続し、音声から送られたコマンドにより Arduino が動作
  • 初回はサーボの中立位置・動作範囲を確認し、安全な速度で動作させる

まとめ

音声操作で Braccio を動かすためのシンプルかつ学習向けの実装例。ハード連携と音声インタフェースの基礎が理解できます(拡張余地大)。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

🎤 Braccio Arm — Voice-Controlled Robotic Arm

This project controls the Tinkerkit Braccio robotic arm using voice commands.
Spoken instructions are processed and converted into movement actions, enabling hands-free control of a robotic arm through Arduino-based servo actuation.


🔍 What It Does

  • Listens for predefined voice commands
  • Converts speech → text → action mapping
  • Sends instructions to Arduino to control the Braccio servos
  • Supports motions like:
    • Up / …