sshx - 安全なウェブベースの共同ターミナル
概要
sshxは、ウェブブラウザ上で動作する共同ターミナル環境を提供するオープンソースプロジェクトです。単一のコマンドでターミナルセッションを安全に共有でき、多人数でのコラボレーションを円滑にします。無限キャンバスにウィンドウを配置し、自由に移動や拡大縮小が可能。ほかの参加者のカーソル動作をリアルタイムで確認できるため、共同作業の効率が向上します。グローバルに分散したサーバーネットワークに接続し、Argon2とAESによる強固なエンドツーエンド暗号化を実現。接続の自動再開やレイテンシのリアルタイム推定、ローカル編集を高速化する予測エコー機能も備えています。
リポジトリの統計情報
- スター数: 1
- フォーク数: 0
- ウォッチャー数: 1
- コミット数: 30
- ファイル数: 27
- メインの言語: 未指定
主な特徴
- 単一コマンドで簡単にターミナルをウェブ上で共有可能
- 無限キャンバス上でウィンドウの移動や拡大縮小を自由に操作
- リアルタイムで他ユーザーのカーソル位置を表示し共同作業を支援
- Argon2とAESによる強力なエンドツーエンド暗号化で高いセキュリティを確保
- グローバル分散メッシュネットワークへの接続により高速かつ安定した通信
- 自動再接続機能とリアルタイムレイテンシ推定で快適な操作感を維持
- 予測エコー機能によりローカル環境での編集が高速化
技術的なポイント
sshxは、安全かつスムーズな共同ターミナル体験を実現するために、複数の先進的な技術を組み合わせています。まず、ユーザーは単一のコマンドを実行するだけで、自身のターミナルをウェブ経由で共有でき、簡単にアクセスリンクを生成可能です。共有されたターミナルは無限キャンバス上に表示され、ウィンドウの移動・リサイズ・ズーム・パン操作が直感的に行えます。これにより、複数のターミナルを同時に管理しやすく、複雑な操作も視覚的に把握しやすくなっています。
共同作業面では、複数ユーザーのカーソルがリアルタイムで同期され、誰がどこを操作しているかを即座に把握可能です。これにより、リモート環境でも密接なコラボレーションが実現します。通信基盤にはグローバルに分散されたサーバーメッシュを採用し、ユーザーは地理的に最も近いサーバーへ自動的に接続されるため、レイテンシが最小化されます。また、接続が切断された場合でも自動的に再接続が試みられ、ユーザーの操作の継続性が保証されます。
セキュリティ面では、Argon2という堅牢なパスワードハッシュ関数とAES暗号化を組み合わせ、エンドツーエンドの暗号化通信を実装。これにより、通信内容が第三者に漏洩するリスクを大幅に軽減しています。さらに、リアルタイムに通信遅延を推定し、予測エコー機能を用いて入力の応答性を向上。これにより、リモート環境でもローカルで操作しているかのような快適な編集体験を提供します。
内部的には、Docker環境を想定した設定ファイルやESLintによるコード品質管理、GitHub Actionsを活用したCI/CDなども整備されており、開発・運用の効率化も図られています。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- .dockerignore: Dockerビルド時に除外するファイルを定義
- .editorconfig: エディタ設定の統一化用ファイル
- .eslintrc.cjs: JavaScript/TypeScriptのコード品質ルール設定
- .github: GitHub ActionsやIssueテンプレートなどの自動化・管理用ディレクトリ
- .gitignore: Git管理対象外ファイル一覧
…他 22 ファイル
まとめ
簡単操作で安全に使える共同ターミナル環境を提供。
リポジトリ情報:
- 名前: chief
- 説明: cto
- スター数: 1
- 言語: null
- URL: https://github.com/buremba/chief
- オーナー: buremba
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/82745?v=4