ComfyDeploy — ComfyUI向けセルフホスティング/サーバレス展開プラットフォーム

DevOps

概要

ComfyDeployは、ComfyUIを本番環境やサーバレス環境へ安全かつ効率的にデプロイするために公開されたプラットフォーム実装です。READMEでは「ComfyDeployを再びオープンソース化する」ことが宣言され、フロントエンドとバックエンドを含むプラットフォーム全体を公開していることが示されています。プロジェクトの背景には、ComfyUIをサーバレス環境に組み込む際の複雑さと運用上の課題があり、その解決策や運用ノウハウをコミュニティへ共有する狙いがあります。ドキュメントは簡潔ですが、Discordや公式サイトへの案内があり、外部連携によるサポート体制の整備も伺えます。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 36
  • フォーク数: 7
  • ウォッチャー数: 36
  • コミット数: 11
  • ファイル数: 9
  • メインの言語: 未指定

主な特徴

  • フロントエンドとバックエンドを含むプラットフォーム全体を公開:ComfyUIをサービス化するための構成要素を一括で提供。
  • サーバレス環境への最適化を意識:READMEにある課題認識から、サーバレス制約下での運用を念頭に置いた設計が想定される。
  • 開発者/コミュニティ向けの公開:Discordや公式サイトへの誘導により、協力やサポートを得る体制を整備。
  • モジュール管理とNode関連設定:.gitmodulesや.npmrcなどにより依存管理やパッケージ運用を行っている痕跡がある。

技術的なポイント

(約700字) READMEの記述とリポジトリ構成から読み取れる主要な技術的関心事は、ComfyUIという重めのローカル推論UIを「サーバレス」や「クラウド上のマネージド環境」に持ち込む際の制約にどう対処するか、という点です。ComfyUIは大きなモデルやGPU/メモリリソースを要求することが多いため、従来の常時稼働サーバと比較して、サーバレス特有のコールドスタート、実行時間制限、永続的なGPU割当の欠如、ストレージやアーティファクト管理の難しさなどを解決する必要があります。ComfyDeployはこれらを踏まえ、プラットフォームレイヤー(認証・ユーザ管理・ジョブキュー・モデルストレージ・フロントエンドUI)を用意して、ユーザが意識せずにデプロイ/実行できる体験を提供しようとしていると推測されます。

技術スタックの確証は少ないものの、.npmrcの存在はフロントエンドやツール周りにNode/npmベースのワークフローがあることを示し、.gitmodulesは外部モジュールやサブプロジェクトを取り込む思想を伺わせます。実運用を想定するなら、コンテナ化(Docker)、GPU対応のランタイム(NVIDIA DockerかクラウドのGPUインスタンス)、ジョブ管理(キュー/ワーカー)、アーティファクトの永続化(S3互換ストレージ)、およびAPIゲートウェイ+オーセンティケーションが重要です。加えて、コスト最適化のためのスポットインスタンス利用やワークロードのバースト処理、セキュリティ面ではモデルや利用ログのアクセス制御、プライバシー確保のためのネットワーク分離が必須になります。オープンソース化により、これらの実装例や運用ノウハウが共有され、ComfyUIを使ったアプリケーションの導入障壁を下げることが期待できます。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .gitignore: file
    • 一般的なキャッシュやビルド成果物、秘密情報を除外する設定ファイル。運用リポジトリでは重要。
  • .gitmodules: file
    • サブモジュールを使って外部リポジトリやライブラリを取り込んでいる可能性を示す。大規模コンポーネントを分離して管理する際に便利。
  • .npmrc: file
    • npmのレジストリやスコープ設定などを管理。フロントエンドやツールチェーンでNodeを使っている兆候。
  • LICENSE: file
    • ライセンス情報。オープンソース化の際は利用条件を明示する重要ファイル。
  • README.md: file
    • プロジェクトの目的や背景、導入手順(抜粋では背景説明と外部リンクのみ確認可)。 …他 4 ファイル

ファイル数が少なめ(9ファイル)でコミット数も限定的なことから、現状はプラットフォーム全体の骨格やリファレンス実装を公開した段階で、細部のドキュメントやサンプルが今後補完されるフェーズと考えられます。サブモジュール管理やnpm設定があるため、依存関係管理や外部ツールの組み込みを想定した設計がされている点は実運用に向けた現実的な配慮です。

まとめ

ComfyUIをサーバレスやセルフホストで使いたいチーム向けの、プラットフォーム全体を目指すオープンソース基盤。今後の成熟が期待される。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

ComfyDeploy

Re: Open-sourcing ComfyDeploy

TL;DR: We are open-sourcing ComfyDeploy again, with full platform backend + frontend.

Discord | Website


How we got here?

In late 2023, I started ComfyDeploy as an open source project while I was working at my previous company. We had a problem deploying ComfyUI to our production server due to how complicated it is to get ComfyUI into a serverless environment.

Little did I kn…