FortiWebの脆弱性CVE-2025-25257エクスプロイトツール

Security

概要

本リポジトリ「CVE-2025-25257」は、Fortinet社のWebアプリケーションファイアウォール「FortiWeb」に存在する脆弱性CVE-2025-25257を利用するためのエクスプロイトコードを公開しています。FortiWebは企業のWebインフラを保護する重要な製品ですが、本脆弱性を突くことでリモートから任意のコード実行が可能となり、深刻なセキュリティリスクをもたらします。リポジトリには、PoC(Proof of Concept)としての簡易的なファイル読み書き検証コード「signed.py」と、完全な攻撃を実行する「exp.py」が含まれており、攻撃の仕組みを理解しやすい構成となっています。セキュリティ研究者やシステム管理者が脆弱性の影響を把握し、適切な対策を講じるための貴重な資料です。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 11
  • フォーク数: 2
  • ウォッチャー数: 11
  • コミット数: 3
  • ファイル数: 3
  • メインの言語: Python

主な特徴

  • FortiWebのCVE-2025-25257脆弱性を利用した実用的なエクスプロイトコードを提供
  • ファイル読み書きのPoC「signed.py」と、完全なリモートコード実行を行う「exp.py」を含む
  • Pythonで実装され、実行やカスタマイズが容易
  • セキュリティ研究や脆弱性検証に最適な教材として利用可能

技術的なポイント

本リポジトリで公開されているCVE-2025-25257エクスプロイトは、FortiWebの特定の機能に存在する脆弱性を突くことで、リモートから悪意あるコードを注入・実行できる点が最大の特徴です。FortiWebはWebアプリケーションファイアウォールとして、トラフィックの監視や制御を行う重要なセキュリティ機器ですが、本脆弱性によりその防御機能を突破されてしまいます。

技術的には、脆弱性は認証回避や不適切な入力検証に起因しており、攻撃者は特定のHTTPリクエストを送信することで任意のコマンドを実行可能です。リポジトリに含まれる「signed.py」は、まずファイルの読み書きが可能かを確認するPoCコードであり、脆弱性の存在を簡単に検証できます。一方、「exp.py」はより完成度の高いエクスプロイトで、脆弱性をフルに活用してリモートでの完全なコード実行を実現します。

Pythonで実装されているため、HTTPリクエストの生成やレスポンスの解析が容易に行え、コードの拡張や環境への適用も柔軟に対応可能です。また、脆弱性の詳細な解析や攻撃手法の理解に役立つコメントや実装例が含まれており、セキュリティ研究者にとって有用な教材となっています。

攻撃の流れとしては、まず脆弱性のあるFortiWebの管理インターフェースやAPIにアクセスし、適切な悪意あるペイロードを送信します。これにより本来の制限が回避され、システム上で任意のコマンドが実行されます。結果として、攻撃者は管理権限を奪取したり、内部ネットワークへ侵入したりすることが可能となります。こうした脆弱性は企業のセキュリティに重大な影響を及ぼすため、早急なパッチ適用や監視強化が求められます。

本リポジトリは、この脆弱性の検証と攻撃シナリオの再現を通じて、FortiWebの脆弱性対策を促進するとともに、セキュリティコミュニティにおける情報共有に貢献しています。なお、エクスプロイトコードの悪用は法的に問題があるため、利用は必ず適切な許可のもとで行う必要があります。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • README.md: リポジトリの概要説明や使い方
  • exp.py: フル機能のエクスプロイトコード。脆弱性を利用して任意コード実行を行う
  • signed.py: ファイルの読み書きを行う簡易的なPoCコード。初期バージョンのエクスプロイト

まとめ

FortiWebの深刻な脆弱性を検証・再現可能な実用的エクスプロイトコード。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

CVE-2025-25257

FortiWeb CVE-2025-25257 exploit

https://pwner.gg/blog/2025-07-10-fortiweb-fabric-rce

  • exp.py: working/full exploit.
  • signed.py: just a PoC of file read/write. initial version of the exploit…