CvnH - Burp Suite向け高度カスタマイズ可能なルール駆動型Fuzzフレームワーク

Security

概要

CvnHは、Burp Suite向けに開発された高度にカスタマイズ可能なルール駆動型のFuzzフレームワークです。単なるFuzzツールではなく、HTTPリクエストのパラメータやヘッダーに対する詳細なルール設定を可能にし、攻撃パターンの生成やペイロード処理を柔軟に制御できます。これにより、Webアプリケーションの脆弱性を効率的に検出するための半自動化されたテスト環境を提供。パラメータの置換・追加モードやURLエンコード設定、リクエスト重複の検知・除外ルールなど、多彩な機能を備えています。セキュリティ研究者やペネトレーションテスターの負担を大幅に軽減し、精度の高いテストを実現します。

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リポジトリの統計情報

  • スター数: 10
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 10
  • コミット数: 9
  • ファイル数: 3
  • メインの言語: Java

主な特徴

  • HTTPパラメータおよびリクエストヘッダーそれぞれに対して独立したFuzzルールを設定可能
  • 置換モード/追加モード切り替えやペイロードのURLエンコード有無を細かく制御できるパラメータルール
  • ヘッダールールは存在しないヘッダーの自動追加設定も可能
  • 重複リクエストをホスト単位やエンドポイント単位で除外する高度な重複検知機能

技術的なポイント

CvnHはJavaで実装されたBurp Suite用のプラグインであり、高度に構成可能なルールエンジンを中核に据えています。特徴的なのはHTTPパラメータとリクエストヘッダーに対するルールを独立して管理できる点です。パラメータルールは「置換」または「追加」といった攻撃ペイロードの挿入方法を選択でき、さらにペイロードのURLエンコードを有効化・無効化が可能です。これにより、様々なWebアプリの入力処理に柔軟に対応し、誤検知や無駄な攻撃を減らすことが可能です。

ヘッダールールも細かく制御でき、例えば攻撃時に特定のヘッダーがリクエストに存在しない場合は自動で追加するか否かを設定できます。これにより、ヘッダーをトリガーとした脆弱性検査も効率化されます。

また、CvnHはペイロード挿入後のリクエストの重複排除に注力しています。重複検知は「完全なエンドポイント単位」と「ホスト単位」という二段階の除外設定が可能で、無駄なテストを省きつつ検査の網羅性を担保します。これらの設定はテスト効率と精度の両立を図るために重要なポイントです。

内部的にはBurp SuiteのAPIを活用し、HTTPリクエストの改変、送信、レスポンス分析をシームレスに行えます。設定可能なルールはJSONや設定ファイルとして外部から読み込むことも想定されており、拡張性も高い設計です。これにより、ユーザーは用途に応じた攻撃ルールを用意し、必要に応じて追加・修正が容易です。

さらに、CvnHは半自動化を志向しており、手動でのテストと自動化のバランスを取ることで、セキュリティテストの生産性を向上させます。セキュリティ研究者やペネトレーションテスターは、煩雑な設定や繰り返し作業を大幅に削減でき、より深い分析に時間を割けます。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • CvnH: ディレクトリ(メインのソースコードやルールエンジンを含む)
  • LICENSE: ファイル(MITライセンス)
  • README.md: ファイル(プロジェクトの概要や使い方説明)

まとめ

Burp Suite連携の高度カスタマイズ可能なFuzzフレームワーク。

リポジトリ情報: