deltachat-dotnet-bot の日本語タイトル

Tool

概要

このリポジトリは、Delta.Chat 向けの .NET(C#)で書かれた Proof-of-Concept ボット実装です。Delta.Chat の JSON-RPC API を使ってアカウントのバックアップインポートやメッセージ受信・処理を行うことを目的としています。プロダクション向けの堅牢性や自動生成ツールの導入はまだで、主に手動で定義されたクラス群が中心です。実験的な学習用・プロトタイプ作成用のコードとして有用で、.NET エコシステム内で Delta.Chat と連携する際の出発点になります(約300字)。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 3
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 3
  • コミット数: 13
  • ファイル数: 12
  • メインの言語: C#

主な特徴

  • Delta.Chat の JSON-RPC を用いた基本的なボットクライアントの実装(PoC)
  • アカウントのバックアップ(.tar)をインポートしてボットを復元・起動するワークフロー
  • メッセージを処理するためのモジュール化された MessageProcessors ディレクトリ
  • .NET/C# での手書き JSON-RPC クライアント実装により学習リソースとして利用可能

技術的なポイント

本リポジトリは Delta.Chat の JSON-RPC インターフェイスと .NET を接続するための最低限の実装を示します。通常は JSON-RPC 用のコード生成ツールでクライアントスタブを自動生成しますが、作者は Rust と TypeScript 以外での自動生成がうまく動作しなかったため、C# 側のクライアントクラスを手作業で実装しています。DeltaRpcClient.cs が中心となり、RPC 呼び出しの構築、レスポンス受信、エラーハンドリングの単純なロジックを持っていると推測されます。メッセージ処理は MessageProcessors ディレクトリに分離されており、受信メッセージのフィルタリングや返信生成などの責務を分ける設計になっています。アカウントの初期化手順として README に記載の通り、新規 Delta.Chat アカウントを作成し、バックアップ(.tar)を取得してデバイスに配置、client.ImportBackup(accountId, path) を呼ぶことでボットがそのアカウントを使って稼働を開始する流れをサポートします。現状は PoC のため、認証・再接続・スレッドセーフなキューイングや詳細なログング、単体テスト、例外処理の堅牢化などの実装は限定的であり、実運用に用いる場合はこれらの拡張が必要です。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .gitignore: file
  • .vscode: dir
  • DeltaRpcClient.cs: file
  • LICENSE.md: file
  • MessageProcessors: dir

…他 7 ファイル

まとめ

実験的だが .NET で Delta.Chat を触るための良い出発点。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

Proof-of-Concept Delta.Chat bot for .NET

This code is nothing but a proof-of-concept, it’s not production ready!
Currently all the classes are written manually because I can’t get the
JSON-RPC generator to work for any language other than rust and typescript

How to use

  • Create a new Delta.Chat account
  • Create a backup for that account, this will give you a .tar file
  • Copy the .tar file to your device
  • Call client.ImportBackup(<accountid>, <path-to-your-tar-file>)