Duke — UEFI上で動かすJava(実験的プロジェクト)

Library

概要

このリポジトリ「Duke」は「Java in your UEFI」という短い説明どおり、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)環境でJavaを動かすことを目指した実験的プロジェクトです。実装はRustで行われており、コードは非常に小さく、開発者自身も「please dont use this」と注意を促しています。UEFI向けのブートコードや簡易的な描画用フォント(cozette.bdf)などが含まれており、UEFI上でJavaバイトコードを解釈・実行するための試みやプロトタイプ的な部品が収められていることが想像されます。学術的・教育的な参考にはなりますが、実用性や安全性は限定的です。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 6
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 6
  • コミット数: 2
  • ファイル数: 10
  • メインの言語: Rust

主な特徴

  • Rustで書かれたUEFI向けのプロトタイプ実装
  • 「Java in your UEFI」を掲げる、UEFI上でのJava実行の試み
  • フォントファイル(cozette.bdf)など表示関連の素材を同梱
  • 小規模・試験的なため実運用不可(READMEに警告あり)

技術的なポイント

DukeはUEFIという特殊な実行環境で高水準言語(Java)を動かそうとする実験であり、そこにはいくつかの技術的ハードルがあります。まずUEFIはOSとは異なるファームウェア層で、通常はPE/COFF形式のバイナリをロードし、UEFIブートサービス/ランタイムサービスを通じてハードウェアや画面にアクセスします。RustでUEFIバイナリを作る場合、no_stdや独自のランタイム初期化、適切なリンク設定(UEFIターゲット向け)が必要です。Javaをその上で動かすには、JVM相当の実装(バイトコード解釈器、クラスローダ、メモリ管理/GC、スレッド管理など)が必要で、これをRustで安全に実装するには設計上の工夫が求められます。

リポジトリに含まれるcozette.bdfはビットマップフォントで、UEFIのテキスト描画や簡易GUI表示に利用される想定です。UEFI環境では標準的なフォントや描画ライブラリが使えないため、フォントを同梱して独自に文字描画処理を実装するのは妥当なアプローチです。さらに、UEFI上でJavaバイトコードを解釈するプロジェクトでは、クラスファイルの読み込みやファイルシステムアクセス(UEFIのSimple File Protocol利用)をどう行うか、ヒープ領域をどう確保するか、Secure Bootとの整合性やバイナリ署名の問題なども重要になります。

Duke自体は非常に小さく、現状は「概念実証(PoC)」に留まると思われます。興味がある開発者は、まずビルド手順(Cargo.toml)やターゲット指定、クロスコンパイルの設定、UEFI用のリンカスクリプトや起動ヘッダを確認する必要があります。将来的な発展としては、最小限のJavaサブセットを解釈する軽量なバイトコードインタプリタの実装、GCを簡易化して静的割当てに頼る設計、またはUEFIからOSに橋渡ししてより成熟したJVMへの起動チェーンを構築するといった方向が考えられます。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .gitignore: file
  • Cargo.lock: file
  • Cargo.toml: file
  • README.md: file
  • cozette.bdf: file

…他 5 ファイル

まとめ

実験的で学習価値の高いUEFI上のJava試作。運用には不向き。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

duke

please dont use this

java in your uefi …