NestJSで構築するEコマースAPIの実装例

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概要

このリポジトリ「ecommerce-api-nestjs」は、NestJSとTypeScriptを使用して構築されたEコマース向けREST APIのサンプルプロジェクトです。PostgreSQLをデータベースに採用し、JWTによるユーザー認証機能を備えています。現状ではユーザーの登録・ログイン・プロフィール管理が実装されており、商品カタログやカート、注文管理、決済処理などの機能は今後の拡張予定となっています。モダンなTypeScriptベースのバックエンド構築を学ぶ上で参考になるリポジトリです。

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リポジトリの統計情報

  • スター数: 1
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 1
  • コミット数: 2
  • ファイル数: 11
  • メインの言語: TypeScript

主な特徴

  • NestJSフレームワークを用いた堅牢なAPI設計
  • JWT認証によるユーザー登録・ログイン機能を実装
  • PostgreSQLデータベースとの接続・管理
  • 今後の機能拡張(商品管理、カート、注文、決済)を見据えた設計

技術的なポイント

本プロジェクトは、モダンなNode.jsフレームワークであるNestJSを採用し、TypeScriptの型安全性を活かした堅牢なサーバーサイドAPIを構築しています。NestJSはAngularの設計思想に影響を受けたモジュールベースの構造で、DI(依存性注入)やデコレーターによる宣言的なコード記述が特徴です。このため、コードの可読性・保守性が高く、大規模開発に向いています。

ユーザー認証にはJWT(JSON Web Token)を用いることで、ステートレスかつセキュアな認証を実現しています。ユーザーは登録後にトークンを取得し、そのトークンをAuthorizationヘッダーに含めてAPIリクエストを行うことで認証状態を維持します。これにより、スケーラブルで分散環境にも適した認証方式を実践しています。

データベースにはPostgreSQLを使用し、TypeORMなどのORMを介してデータ操作を行う設計が推察されます。これにより、SQLクエリを直接書くことなく、エンティティ定義やリレーション管理をコードベースで統一できます。さらに、NestJSのモジュール分割により、認証モジュールやユーザーモジュールを独立して管理できるため、機能拡張時も影響範囲を限定できます。

READMEには商品カタログやカート、注文処理、決済機能などの実装が「今後」に予定されていると記載されており、APIの基本的な骨格を先に構築し、段階的に機能を増やす設計思想が見て取れます。これは開発の進め方としても理想的であり、まず認証・ユーザー管理を固めることでセキュリティ面の基盤を確立しています。

また、ESLintやPrettierの設定ファイルも含まれているため、コードフォーマットや静的解析による品質管理がなされている点も好ましいポイントです。NestJSのCLI設定や基本的なGitignoreファイルも用意されており、開発環境の整備も整っています。

総じて、本リポジトリはNestJSを使ったAPI開発の入門から中級者向けに最適なサンプルであり、特に認証機構やデータベース接続の実装例として参考になります。今後の機能拡充も期待されるため、Eコマースアプリケーション開発の学習やプロトタイプ作成に活用可能です。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .gitignore: Git管理除外設定ファイル
  • .prettierrc: コード整形ツールPrettierの設定
  • README.md: プロジェクト概要と使用方法の説明
  • eslint.config.mjs: ESLintの設定ファイル
  • nest-cli.json: NestJS CLIの設定
  • src/: ソースコードディレクトリ(ユーザーモジュール、認証モジュールなど)
  • package.json: 依存関係とスクリプト設定
  • tsconfig.json: TypeScriptコンパイラ設定
  • その他設定ファイルやDocker関連ファイルが含まれている可能性あり

まとめ

NestJSを用いたEコマースAPIの認証基盤を学べる良質なサンプル。

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