effect-distributed-lock — Effect用分散ミューテックスライブラリ

Library

概要

Effect(https://effect.website/)向けに設計された分散ミューテックス実装です。スコープベースのリソース管理によりスコープ終了時にロックが確実に解放され、TTLの自動リフレッシュでロック保有中は期限切れを防ぎます。Redisをはじめとするバックエンドをプラグイン形式で利用でき、取得リトライやタイムアウトなどの設定で動作を細かく制御可能。クラスタ環境や複数プロセスでの共有資源保護に適しています。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 2
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 2
  • コミット数: 5
  • ファイル数: 8
  • メインの言語: TypeScript

主な特徴

  • スコープベースのリソース管理:スコープ終了でロックを自動解放
  • TTL自動更新:ロック保持中に定期的に延長してデッドロックを防止
  • プラグイン可能なバックエンド:Redis実装を同梱、他バックエンドへの拡張が容易
  • 取得のリトライ/タイムアウト設定:ポーリング間隔や取得失敗時の振る舞いを調整可能

技術的なポイント

Effectのファーストクラスなリソース管理モデルに合わせ、ロック取得をスコープ(またはEffectのリソース)として扱うことで、取得と解放のライフサイクルを明確にしています。ロックはTTL(有効期限)を持ち、ホルダーがクラッシュしても他のプロセスが復旧してロックを奪取できるように設計されています。一方で安全性を確保するため、ロック保有中は自動的にTTLを定期的にリフレッシュする仕組みを導入しています。バックエンドは抽象化されており、Redis向けの実装が同梱されていますが、etcdやDynamoDBなど異なる一貫性/耐久性モデルを持つストレージに対してもインターフェース実装を追加するだけで利用可能です。取得戦略としてはポーリング間隔、最大取得待ち時間(タイムアウト)、再試行回数などを細かく設定でき、競合が激しい環境でもフェアに待機・獲得するためのチューニングが可能です。Effectの非同期/並列実行モデルと相性がよく、安全に共有資源を保護しつつ、リソースリークのリスクを低減します。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .gitignore: file
  • LICENSE: file
  • README.md: file
  • bun.lock: file
  • examples: dir
  • package.json: file
  • src: dir (実装コード、TypeScriptソース)
  • tsconfig.json: file

…他 3 ファイル(例えば、README以外のドキュメントや小さな設定ファイル等)

src配下にはロックのコアロジック、バックエンド抽象インターフェース、Redis用の実装が収められている想定です。examplesディレクトリにはEffectと組み合わせたロックの利用例があり、スコープ管理やTTL更新の実例を確認できます。パッケージ定義(package.json)とTypeScript設定(tsconfig.json)により、TypeScriptプロジェクトとしてビルドや型チェックが容易に行えます。Bun向けのロックファイル(bun.lock)が含まれているため、Bunを使った実行環境の整備も考慮されています。

使いどころと注意点

  • 適した用途:複数インスタンスで共有するクリティカルセクションの保護(ジョブスケジューラ、分散処理の排他制御)
  • 運用上の注意:TTLやリフレッシュ間隔はワークロードに合わせて調整する必要がある(遅延やGC・長時間停止を考慮)
  • バックエンド選定:Redisは簡便だが、一貫性や耐久性の要件に応じてetcdやRDS系の実装検討が望ましい
  • テスト運用:ネットワーク断やプロセスクラッシュ時の振る舞いをテストして安全性を検証すること

まとめ

Effectと親和性の高い、TTL自動更新+プラグイン可能な分散ロック実装。軽量で導入しやすい。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

effect-distributed-lock

A distributed mutex library for Effect with pluggable backends.

Features

  • Scope-based resource management — locks are automatically released when the scope closes
  • Automatic TTL refresh — keeps locks alive while held, prevents deadlocks if holder crashes
  • Pluggable backends — ships with Redis, easy to implement others (etcd, DynamoDB, etc.)
  • Configurable retry & timeout — control polling interval, acquire timeout, and…