Excalidraw Full:セルフホスト可能なコラボレーションプラットフォーム
概要
Excalidraw Fullは、人気のオンラインホワイトボードツールExcalidrawをベースにした、セルフホスト可能なコラボレーションプラットフォームです。単なるExcalidrawのラッパーを超え、ユーザー認証機能や複数キャンバスの管理機能を統合。特に「Bring Your Own Cloud(BYOC)」の哲学を掲げており、ユーザーが自分のクラウドストレージ(例:Dropbox、Google Driveなど)をフロントエンドから直接利用できる点が大きな特徴です。これにより、個人情報やデータの安全性を高めつつ、チームでのリアルタイムコラボレーションが可能になります。
リポジトリの統計情報
- スター数: 8
- フォーク数: 0
- ウォッチャー数: 8
- コミット数: 30
- ファイル数: 25
- メインの言語: TypeScript
主な特徴
- 自己ホスト型のクラウド対応コラボレーションツール
- ユーザー認証機能の実装によるアクセス管理
- 複数キャンバス(ホワイトボード)の作成・管理が可能
- フロントエンドから直接クラウドストレージへ接続するBYOC設計
技術的なポイント
Excalidraw Fullの最大の技術的な魅力は、「Bring Your Own Cloud(BYOC)」という独自のアーキテクチャにあります。従来のオンラインホワイトボードは、サーバー側でデータを一元管理することが多いですが、本プロジェクトではユーザーのクラウドストレージを直接フロントエンドから利用する設計がなされています。これにより、サーバー側にデータを保存せずとも、高いプライバシーとデータ所有権の保持を実現しています。
また、ユーザー認証はバックエンドで処理され、API経由でトークンを発行・検証。これによりセキュアなアクセス制御を実現しつつ、クライアント側では認証情報とクラウドストレージの連携を管理します。TypeScriptで記述されたコードベースはモジュール化されており、保守性と拡張性に優れています。
さらに、複数キャンバスの管理機能により、ユーザーはプロジェクトごとに異なるホワイトボードを作成・切り替え可能。リアルタイムコラボレーションのためのWebSocket通信や状態管理も組み込まれており、スムーズな共同編集が可能です。Reactベースのフロントエンドは直感的なUIを提供し、開発者がカスタマイズしやすい設計です。
総じて、Excalidraw Fullはオープンソースの利点を活かしつつ、プライバシー保護と柔軟なクラウド連携を両立した先進的なコラボレーションプラットフォームと言えます。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
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.cursor: dir(カーソル管理関連)
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.env.example: file(環境変数のサンプル)
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.github: dir(GitHub関連の設定)
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.gitignore: file(Git管理対象外設定)
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.gitmodules: file(サブモジュール設定)
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src/: dir(ソースコード本体)
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public/: dir(静的ファイル)
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package.json: file(依存管理およびスクリプト定義)
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tsconfig.json: file(TypeScriptコンパイラ設定)
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README.md: file(プロジェクト説明)
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Dockerfile: file(コンテナビルド設定)
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LICENSE: file(ライセンス情報)
など、合計25ファイルが配置されています。
まとめ
セルフホスト可能で柔軟なクラウド連携を実現するExcalidraw Fullは、プライバシー重視のコラボレーションに最適。
リポジトリ情報:
- 名前: excalidraw-full
- 説明: 説明なし
- スター数: 8
- 言語: TypeScript
- URL: https://github.com/BetterAndBetterII/excalidraw-full
- オーナー: BetterAndBetterII
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/141388234?v=4