Figma MCPフルサーバー:Figma API連携による画像・スタイルデータ抽出ツール

Tool

概要

「figma-mcp-full-server」は、Figmaのデザインデータをプログラム的に扱うためのMCP(Model Context Protocol)サーバーで、Figma APIを介して画像のエクスポートとスタイル情報の抽出を可能にします。ユーザーはFigmaのURLを指定するだけで、PNGやJPG、SVG、PDFといった複数形式でノード画像を一括取得でき、さらに詳細なスタイル情報をCSS形式で生成できるため、デザインの実装やドキュメント作成に役立ちます。リトライ機能を備えており、API制限やネットワーク障害に強く安定した処理を実現。TypeScriptで記述されているため、モダンな環境での利用や拡張も容易です。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 3
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 3
  • コミット数: 2
  • ファイル数: 11
  • メインの言語: TypeScript

主な特徴

  • Figma URLからノード単位の画像をPNG、JPG、SVG、PDF形式で一括エクスポート可能
  • デザイン要素の詳細なスタイル情報を抽出し、CSSコードとして生成できる
  • ネットワーク障害やAPI制限に対するスマートなリトライ機能を内蔵
  • TypeScriptによる堅牢で拡張性の高いコードベース

技術的なポイント

本プロジェクトはModel Context Protocol(MCP)を活用し、Figma APIとの連携を効率化しています。MCPとは、デザインモデルのコンテキストを外部システムと共有・同期するための通信プロトコルであり、本リポジトリではこれを基盤としてFigmaのノード情報やスタイル情報をサーバー側で処理します。

画像エクスポート機能は、Figmaの各ノードIDを指定してAPIにリクエストを送り、画像URLを取得後にダウンロードするフローを実装しています。対応フォーマットはPNG、JPG、SVG、PDFと多彩であり、これによりデザイナーや開発者は用途に応じた最適な形式でアセットを取得可能です。複数ノードを一括指定して効率的にエクスポートできるため、大規模デザインの取り扱いも簡便です。

スタイル抽出機能はFigmaのスタイル定義を解析し、カラーパレット、フォント、影、ボーダーなどの詳細情報を抽出します。これらはCSSとして生成され、Web開発におけるスタイル実装を容易にします。特に、手動でのスタイル転記によるミスを減らし、デザインと実装の整合性を高める点で大きなメリットがあります。

また、API呼び出し時の障害に対しては独自のリトライロジックを実装。一定時間の間隔をあけて再試行することで、Figma APIのレートリミット(利用制限)や一時的なネットワーク障害を回避し、安定した処理を実現しています。この仕組みはサーバーの信頼性向上に寄与し、実運用でのトラブルを軽減します。

コードベースはTypeScriptで記述されており、静的型付けによる堅牢性を持ちつつ最新の開発環境に適合。モジュール構成もシンプルで、API連携、データ処理、リトライ制御等が分かりやすく分割されているため、メンテナンスや拡張がしやすい設計です。READMEには英語・中国語の説明もあり、国際的な利用を視野に入れたドキュメント体制も整っています。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .npmignore: npm公開時に除外するファイルを指定
  • EXAMPLES.md: 使用例を示すドキュメントファイル
  • LICENSE: ライセンス情報
  • README.md: プロジェクトの概要・使い方を記載したメインドキュメント
  • README.zh-CN.md: 中国語版README
  • その他TypeScriptソースコードファイル(APIクライアントや処理ロジック等)

まとめ

Figmaデザインの画像とスタイル情報を効率的に抽出できる高機能サーバーツール。

リポジトリ情報: