figmiconの概要と使い方

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概要

figmiconは、TypeScriptで構築されたTurborepoベースのデザインシステムスターターキットです。コミュニティによってメンテナンスされており、Changesetsを活用することでバージョン管理やパッケージのリリースを効率化しています。Next.jsを利用したドキュメントサイトや、コアとなるReactコンポーネント群など複数のアプリとパッケージを含み、モノレポ環境での開発を円滑にサポート。開発者が新規プロジェクトを立ち上げる際の出発点として最適なリポジトリです。

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リポジトリの統計情報

  • スター数: 1
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 1
  • コミット数: 8
  • ファイル数: 12
  • メインの言語: TypeScript

主な特徴

  • Turborepoを利用したモノレポ構成で複数パッケージを効率的に管理
  • Changesetsを組み込み、変更履歴管理とリリースフローを自動化
  • Next.jsを用いたドキュメントサイト(@acme/docs)を備える
  • コアReactコンポーネントライブラリ(@acme/core)を提供し、UI開発を支援

技術的なポイント

figmiconは、モノレポ管理のための最新ツールであるTurborepoを核に据えています。Turborepoは複数のパッケージやアプリケーションを一つのリポジトリ内で管理し、ビルドやテストの高速化を実現するためのツールです。本リポジトリでは、Turborepoの特徴を活かしながら、Changesetsというバージョン管理およびリリース管理ツールを統合。Changesetsは、各パッケージの変更内容を明確に記録し、必要なバージョンアップの自動提案やChangelogの生成を支援します。

アプリケーション部分にはNext.jsが採用されており、@acme/docsディレクトリにはドキュメントサイトのひな形が用意されています。これにより、UIコンポーネントのドキュメントや使用例を簡単に公開可能です。また、@acme/coreはReactで構築されたコアコンポーネント群を含み、デザインシステムの中核を担います。これらのコンポーネントはTypeScriptで記述されており、堅牢かつ型安全な開発を促進します。

リポジトリの構成はモジュール化されており、それぞれのパッケージが独立して開発・テスト可能です。.changesetディレクトリには変更管理用の設定や履歴が格納され、.githubディレクトリにはGitHub ActionsなどのCI/CDワークフローが配置されています。VSCode向けの設定も含まれており、開発環境の統一が図られています。

このようにfigmiconは、モノレポ環境でのデザインシステム開発に必要な要素を一通り揃え、開発者がすぐに実戦投入できる状態で提供されています。特に、コミュニティメンテナンスであるため、問題があればプルリクエストで修正を提案する運用スタイルを採用しており、GitHub Issuesは閉じられています。これにより迅速な改善サイクルを維持しつつ、最新の技術スタックを体験できます。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .changeset: 変更履歴とリリース管理の設定ディレクトリ
  • .github: GitHub ActionsやIssueテンプレートなどのCI/CD関連設定
  • .gitignore: Git管理対象外ファイル指定
  • .npmrc: npmの設定ファイル
  • .vscode: Visual Studio Codeのワークスペース設定

その他、アプリケーションやパッケージディレクトリ、TypeScriptの設定ファイル、ビルド関連のスクリプトなどが含まれています。

まとめ

TurborepoとChangesetsを活用したモノレポ型デザインシステムスターター。

リポジトリ情報: