gccli — 最小限の Google カレンダー用 CLI

Tool

概要

gccli は「Minimal Google Calendar CLI」を掲げるシンプルなコマンドラインツールです。主にカレンダーの一覧表示、イベントの管理(作成・更新・削除)、および参加者の空き状況チェックといった日常的な操作をカバーします。Node.js / TypeScript 製で、npm によるグローバルインストールが可能。利用前には Google Cloud Console で Google Calendar API を有効化し、OAuth2 クライアント情報を取得する必要があります。設計は最小限に留め、必要な機能に絞って軽量に使える点が特徴です。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 20
  • フォーク数: 1
  • ウォッチャー数: 20
  • コミット数: 6
  • ファイル数: 10
  • メインの言語: TypeScript

主な特徴

  • Google Calendar API を用いた基本的なカレンダー管理(一覧、イベント操作、空き確認)
  • OAuth2 による認証フローをサポートし、個別ユーザーのカレンダーへ安全にアクセス
  • npm パッケージとして配布、グローバルインストールで CLI として利用可能
  • シンプルで軽量な実装により、必要最低限の機能に集中

技術的なポイント

gccli は TypeScript で実装された小規模なコードベースで、Google の OAuth2 認証と Calendar API を組み合わせて CLI 操作を提供します。README にある通り導入手順は明快で、まず Google Cloud Console 上でプロジェクトを作成し、Calendar API を有効化、OAuth2 クライアント情報を作成してアプリ名などを設定する流れです。これによりユーザーはブラウザベースの認証フロー(OAuth consent)を経てアクセストークンとリフレッシュトークンを得て、ローカルでの操作が可能になります。

実装面では TypeScript の型安全性を活かして Google API のレスポンスやイベントデータの取り扱いを明示的に行える点が強みです。CLI 部分は Node.js のエコシステム(npm パッケージ化、グローバルインストール)に乗せることで導入の敷居を下げています。リポジトリには .husky ディレクトリが含まれており、コミット時のフックや検査を想定したワークフローが整えられている可能性があります。また CHANGELOG.md の存在はバージョン管理・変更履歴の追跡を意識した運用が行われていることを示します。

セキュリティ面では OAuth2 の扱いが鍵になります。アクセストークンとリフレッシュトークンの保管場所(例:ローカルの設定ファイルや OS のキーチェーン)や、スコープの最小化、トークンの失効・再取得の処理などを適切に扱う必要があります。さらに CLI の拡張余地としては、サービスアカウント対応や、詳細なフィルタリング・検索、iCal 互換の入出力、バックグラウンドでの同期機能、JSON/YAML 出力オプションの追加などが考えられます。

小さなリポジトリ構成のため読みやすさや拡張しやすさが期待でき、実運用での利便性を高めるためにはエラーハンドリングの強化、単体テストの追加、Windows/macOS/Linux での動作確認やドキュメント整備を進めると良いでしょう。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .github: dir
  • .gitignore: file
  • .husky: dir
  • CHANGELOG.md: file
  • README.md: file

…他 5 ファイル

まとめ

最小限設計で手早く使える Google Calendar CLI。拡張と運用の余地あり。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

gccli

Minimal Google Calendar CLI for listing calendars, managing events, and checking availability.

Install

npm install -g @mariozechner/gccli

Setup

Before adding an account, you need OAuth2 credentials from Google Cloud Console:

  1. Create a new project (or select existing)
  2. Enable the Google Calendar API
  3. [Set app name](https://console.cloud