GmailからIMAPサーバへのメール移行ツール
概要
「gmail_to_imap」は、Gmailのメールを任意のIMAPサーバへ安全かつ確実に移行するためのPython製ツールです。Gmail特有のラベル構造をIMAPのフォルダ構造に自動でマッピングし、メール本文や添付ファイルはもちろん、送信日時や既読・未読の状態といったメタデータも保持したまま転送できます。OAuth 2.0を利用した認証によりパスワードを保存せずに安全にGmailへアクセスでき、進捗管理機能により途中で停止しても再開可能です。メール移行作業の自動化やバックアップの用途に適しており、Python環境さえあれば簡単に利用できます。
リポジトリの統計情報
- スター数: 2
- フォーク数: 0
- ウォッチャー数: 2
- コミット数: 5
- ファイル数: 14
- メインの言語: Python
主な特徴
- OAuth 2.0認証による安全なGmailアクセス
- GmailラベルをIMAPフォルダに自動マッピング
- メール本文や添付ファイルに加え、既読状態や送信日時などのメタデータを保持
- 転送進捗管理機能で途中中断後も再開が可能
技術的なポイント
本ツールはPythonを用いて実装されており、Gmail APIのOAuth 2.0認証機能を活用することでユーザーのパスワードを保存せずに安全にメールデータへアクセスします。これはセキュリティ面で重要であり、Googleの推奨する認証方式を採用することで安心して利用できます。
Gmailのメールは基本的に「ラベル」によって分類されていますが、IMAPサーバ側では「フォルダ(ディレクトリ)」で管理されます。そのため本ツールはGmailラベルをIMAPフォルダに自動的にマッピングし、元のフォルダ構造をなるべく忠実に再現します。これにより、ユーザーは移行後もメールの整理状態を変えずに使い続けることが可能です。
メール本文の転送に加えて、添付ファイルも完全にコピーされます。また、メールの送信日時や受信日時、既読・未読の状態といったメタデータもIMAPサーバ上で反映されるよう配慮されています。これらの情報を失わずに転送できることは、業務利用やバックアップ用途において非常に重要です。
さらに転送処理は大量メールでも実用的に動作するよう、進捗管理機能を備えています。転送途中に処理が中断した場合でも、最後に成功したメール以降から再開可能であり、途中からやり直す手間を省けます。これにはチェックポイントやログ管理の仕組みが実装されています。
設定はPythonスクリプトや設定ファイルで行え、利用環境に合わせてIMAPサーバの情報や認証情報を柔軟に指定可能です。加えてREADMEやTECHNICAL_SPECIFICATION.mdに詳しい利用方法や内部設計が記載されており、導入やカスタマイズも容易です。
全体として、Gmailから任意のIMAPサーバへ安全かつ確実にメールを移行したいユーザーにとって有用なツールであり、Pythonの豊富なライブラリを活用した堅牢な実装が特徴です。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- .github: GitHub ActionsなどのCI設定ディレクトリ
- .gitignore: Git管理対象外ファイルの指定
- README.md: プロジェクトの概要と使い方説明
- TECHNICAL_SPECIFICATION.md: 技術的仕様書
- config_manager.py: 設定管理用モジュール
- gmail_client.py: Gmail APIとの通信処理
- imap_client.py: IMAPサーバとの通信処理
- transfer_manager.py: メール転送の制御ロジック
- progress_tracker.py: 進捗管理機能
- utils.py: 補助的なユーティリティ関数群
- requirements.txt: 依存パッケージリスト
- setup.py: パッケージ設定ファイル
- LICENSE: ライセンス情報
- main.py: メイン実行スクリプト
まとめ
Gmailのメールを安全にIMAPへ移行できる実用的なPythonツールです。
リポジトリ情報:
- 名前: gmail_to_imap
- 説明: migrate mails from gmail to an imap server
- スター数: 2
- 言語: Python
- URL: https://github.com/Lbaaziz/gmail_to_imap
- オーナー: Lbaaziz
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/144013878?v=4