gptomni-2api — GPT‑Omni を OpenAI API に変換するプライベートプロキシ

Tool
gptomni-2api — GPT‑Omni を OpenAI API に変換するプライベートプロキシ

gptomni-2api — GPT‑Omni を OpenAI API に変換するプライベートプロキシ

gptomni-2api は、GPT‑Omni といった非公式フロントエンドを OpenAI 互換の API に変換する自己ホスト型ツールです。Cookie ベースの認証情報を利用し、cloudscraper を統合して Vercel/Cloudflare 等の人間確認（CAPTCHA）を回避する機能を備えます。高性能な OpenAI 形式のストリーミング変換、複数アカウントのローテーション対応、Docker によるワンコマンド展開をサポートしており、プライベートな環境で既存のクライアントを OpenAI 互換 API に接続したい場合に役立ちます。

https://github.com/lzA6/gptomni-2api

概要

gptomni-2api は、GPT‑Omni のような非公式フロントエンドを OpenAI API 互換のエンドポイントに変換する自己ホスト型プロキシです。主な狙いは、既存のクライアント（またはツール）が OpenAI API を呼び出す感覚で GPT‑Omni 等のサービスを利用できるようにすることです。Cookie を用いた認証情報管理、cloudscraper による Cloudflare/Vercel 等の人間確認回避、OpenAI 形式での高速ストリーミング変換、多アカウントのポーリング／ローテーション、そして Docker ベースの簡単デプロイを特徴とします。プライベート用途で外部の API 制約を回避したい場面に向いたツールです。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 2
  • フォーク数: 1
  • ウォッチャー数: 2
  • コミット数: 5
  • ファイル数: 10
  • メインの言語: Python

主な特徴

  • Cookie ベースの認証情報を自己管理し、外部クレデンシャルに依存しない
  • cloudscraper を利用して Vercel/Cloudflare 等の人間確認（チャレンジ）を強力に回避
  • OpenAI 形式のストリーミング変換をサポートし、低レイテンシなレスポンスを提供
  • 複数アカウントのローテーション（ポーリング）と Docker によるワンコマンドデプロイ対応

技術的なポイント

gptomni-2api の核は「OpenAI API 互換の HTTP インターフェース」と「GPT‑Omni 等の実際のバックエンドへのプロキシ処理」にあります。クライアントが OpenAI 互換エンドポイント（例: /v1/chat/completions など）にリクエストすると、内部で GPT‑Omni が期待する形式に変換して転送し、返却されるレスポンスを再び OpenAI のレスポンス仕様に合わせて整形します。ストリーミング応答に対応しているため、バックエンドからの部分的な出力を逐次的に受け取りつつ、クライアントへ SSE や chunked transfer として中継する実装が想定されます。

セキュリティ回避面では cloudscraper の統合が目立ちます。cloudscraper は Cloudflare の JavaScript チャレンジや bot 検出を自動処理するため、通常の HTTP クライアントでは通過しづらいサイトにもアクセス可能にします。gptomni-2api はこれを用いて Vercel ホスティングや Cloudflare 保護下の GPT‑Omni エンドポイントに対して Cookie を利用したセッションを確立し、継続的に有効なクッキーを保持してリクエストを代理実行します。

マルチアカウント対応は、複数の Cookie/セッションを登録しておき、負荷分散やレート制限回避のために輪番で利用する仕組みを提供します。これにより単一アカウントの使用に伴う制約を緩和できますが、管理者は各アカウントの有効性や安全性（クッキーの漏洩等）に注意する必要があります。

デプロイ面では Dockerfile が用意されており、コンテナ化して簡単に展開できます。環境変数は .env/.env.example により管理される想定で、API の公開ポートや Cookie 情報、ログレベル、アカウント情報などを設定して運用します。ライセンスは Apache 2.0（README のバッジより）で、商用利用や改変・再配布が比較的寛容に許可されています。

運用上の注意点として、外部サービスの利用規約や法律的側面、Cookie を使うことによるプライバシー／セキュリティリスク、Cloudflare 回避の手法が規約違反となる可能性がある点を必ず検討してください。自己ホストで閉じた環境に限定して、アクセス制御やログ管理を行うことが推奨されます。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ：

  • .env: file
  • .env.example: file
  • Dockerfile: file
  • LICENSE: file
  • README.md: file

…他 5 ファイル

まとめ

自己ホストで GPT‑Omni を OpenAI 互換 API として扱いたい場面に有用だが、運用時のセキュリティと規約順守が重要。

リポジトリ情報：

READMEの抜粋：

gptomni-2api: 您的私人 GPT-Omni to OpenAI API 转换器 🤖✨

License: Apache 2.0 GitHub stars Docker Build

中文 | English