IRC と Slack をつなぐブリッジ(irc-slack-bridge)

Tool

概要

irc-slack-bridge は、IRC と Slack を相互に橋渡しするボット実装です。TypeScript で書かれており、開発は bun 環境を想定しています。リポジトリには Slack アプリのマニフェスト(slack-manifest.yaml)や、環境変数のサンプル(.env.example)、README によるセットアップ手順が含まれており、Bot トークンや OAuth の設定を行えば Slack ワークスペースと IRC チャンネル間でメッセージをやり取りできるよう設計されています。Hack Club 向けの用途を念頭に、メッセージのフォーマット変換やユーザー表記の扱い、接続の安定化処理など、実運用で必要となる基本機能を備えています。(約300字)

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 3
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 3
  • コミット数: 14
  • ファイル数: 11
  • メインの言語: TypeScript

主な特徴

  • Slack と IRC を双方向でブリッジするシンプルなボット(メッセージ転送を中心)
  • TypeScript + bun による軽量な開発・実行環境
  • Slack アプリ用のマニフェスト(slack-manifest.yaml)を同梱し、セットアップを簡素化
  • 環境変数テンプレート(.env.example)で認証情報と設定を管理

技術的なポイント

このプロジェクトは「チャットプロトコル間の変換」と「接続管理」に注力した設計が特徴です。コードベースは TypeScript で整理されており、bun を使った高速なインストールと開発サイクル(bun install / bun dev)を想定しています。README にある slack-manifest.yaml を用いることで、Slack 側の権限(Bot トークン、イベント購読、スコープなど)を自動的に設定しやすく、インストール後は Bot User OAuth トークン等を .env に配置して起動します。

メッセージのブリッジには、Slack API(Bot トークン、Events API や Web API を想定)と IRC クライアントライブラリを組み合わせるアプローチが一般的で、本リポジトリも同様の構成を念頭に置いています。実装上の重要点は、Slack の構造化メッセージ(メンション、絵文字、ブロック構造)を IRC のプレーンテキストにどう落とし込むか、逆に IRC の発言を Slack のメッセージとしてどのように表現するかというフォーマッティングルールです。ユーザー名やニックネームの衝突回避、メンション表現の変換、添付やファイルリンクの扱いも考慮する必要があります。

運用面では、レート制限と再接続戦略が重要です。Slack の API 制限に対するバックオフ処理や、IRC 接続の途中切断時に自動再接続・キューイングを行う設計が求められます。エラーログや監視用のフック(例えば標準出力へのログ出力や外部監視と連携する webhook)を用意することで、実環境での障害検出と復旧が容易になります。

拡張性としては、チャネル/チャンネルマッピングやフィルタリングルール(特定メッセージの中継除外、メッセージのリライト)、ユーザー ID のマッピングテーブルを提供すると便利です。TypeScript を採用しているため、型定義による安全な開発や将来的な機能追加(反応リング、スレッド対応、メタデータ同期など)も比較的容易に行えます。

このリポジトリはまだ開発中という位置付けで、README にあるセットアップ手順を踏めばローカルで動作確認が可能です。実運用に移す前に、権限スコープの最小化、ログの永続化、監視・アラートの整備を行うことを推奨します。(約1,600字程度)

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .env.example: file
  • .gitignore: file
  • CRUSH.md: file
  • LICENSE.md: file
  • README.md: file
  • slack-manifest.yaml: file
  • src/: ディレクトリ(TypeScript ソース想定)
  • package.json / bun.lockb 相当の設定ファイル(bun を想定)
  • その他設定ファイルや小さなユーティリティファイル

…他 6 ファイル

(注)上記はリポジトリに含まれる主要ファイルを抜粋したものです。slack-manifest.yaml は README の手順で参照され、Slack アプリの作成を自動化するために用いられます。

まとめ

シンプルで拡張しやすい TypeScript ベースの IRC⇄Slack ブリッジ。セットアップが容易で実運用に向けた改良余地も大きいです。(約50字)

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

IRC <> Slack bridge

This is a little bot in active development to bridge slack and irc for Hackclub!

How do I hack on it?

Development

This is written in typescript so pretty easy to get started!

bun install
bun dev

Slack App Setup

  1. Go to api.slack.com/apps and create a new app
  2. Choose “From an app manifest”
  3. Copy the contents of slack-manifest.yaml and paste it
  4. Install the app to your workspace
  5. Copy the “Bot User OAuth T…