LaTeX_ChineseThesis:国内向け中国語学位論文LaTeXテンプレート

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概要

このリポジトリは、国内の大学で求められる学位論文フォーマットに合わせたLaTeXテンプレートと、その基本的な使い方をまとめたものです。元は雲南大学(Yunnan University)の研究生向けテンプレートですが、学位論文の体裁要件が大学間で概ね共通であることから、他大学にも応用可能です。テンプレート本体に加え、大学ロゴ用のスタイルファイル(YNUlogo.sty)、図版格納用ディレクトリ、VSCode/Overleafなどでの作業を想定した設定ファイルが含まれており、TeX Live と LaTeX Workshop(VSCode用プラグイン)を使ったローカルビルド手順や、Overleaf利用時の注意点もREADMEで解説しています。LaTeXによる図表管理や参考文献整形を行いたい大学院生に適した実用テンプレートです。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 4
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 4
  • コミット数: 29
  • ファイル数: 13
  • メインの言語: TeX

主な特徴

  • 中国語学位論文向けの実用的なテンプレート(雲南大学ベース)を提供。
  • YNUlogo.sty による大学ロゴの組み込みや、図版管理用のディレクトリ構成を標準化。
  • Overleafとローカル(TeX Live + VSCode + LaTeX Workshop)両方での利用方法をREADMEで解説。
  • テンプレート設定(Template.json)やサンプルを含み、修正・拡張が容易。

技術的なポイント

本テンプレートは「学位論文という長文ドキュメント」をLaTeXで安定して組版するための実用性に重きを置いています。具体的には、章立てや目次、図表キャプション、図表の位置調整、参考文献管理など、Wordでは煩雑になりがちな要素をLaTeXの仕組みで一元管理できる構成です。大学ロゴを扱うYNUlogo.styはロゴ配置やサイズ調整を抽象化しており、クラスファイルや本体.texを直接編集せずに見た目を整えられます。Template.json はVSCodeやオンラインテンプレート向けのメタ情報やビルドコマンドを記述する用途が想定され、LaTeX Workshop等と連携して自動ビルドやスニペット利用が可能です。

また、READMEではOverleafの利便性(オンライン・共同編集)と、長大ファイルのコンパイル制限への対処(ローカルTeX Live推奨)を比較解説しています。多くの中国語テンプレート同様、CTeX 系や XeLaTeX/LuaLaTeX の利用を想定した設計にしておくとフォント周りや中文組版での柔軟性が高まります。参考文献はBibTeX/Biber等の標準的ワークフローに適合するように構成するのが一般的で、図版はFiguresディレクトリで一元管理することで相対パスや図版差し替えが容易になります。テンプレートはそのまま使うだけでなく、各大学の細かい書式要件に応じた修正ポイント(マージン、見出しスタイル、段組、引用スタイル)を理解してカスタマイズできるよう配慮されています。ライセンスファイルが含まれているため二次利用や配布の扱いも明確です。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • Figures: dir
  • LICENSE: file
  • README.md: file
  • Template.json: file
  • YNUlogo.sty: file

…他 8 ファイル

まとめ

雲南大学ベースの実用的な学位論文LaTeXテンプレートで、ローカル開発とOverleaf両対応。カスタマイズが容易で実務向け。

リポジトリ情報: