LCSC Linker — KiCad回路図向け部品リンク自動化ツール
概要
LCSC Linkerは、KiCadの回路図ファイル(.kicad_sch)に対して、部品のValue(抵抗値、容量など)とFootprint(パッケージ形状)を手がかりにLCSCおよびJLCPCB上の対応部品を検索し、回路図のカスタムフィールド(たとえばLCSC番号や製品URL)へ自動でリンク情報を付与するツールです。対話的に候補を選べるUIを備え、まとめて処理するバッチ的な利用にも対応します。個人利用・教育目的を想定しており、Python 3.10以上でクロスプラットフォームに動作します。GUIとCLIの両方を提供することで、手作業での照合を減らし設計ワークフローを効率化します。
リポジトリの統計情報
- スター数: 8
- フォーク数: 0
- ウォッチャー数: 8
- コミット数: 8
- ファイル数: 10
- メインの言語: Python
主な特徴
- .kicad_sch(KiCad 9.0)ファイルを解析して部品情報を抽出
- Value と Footprint を元にLCSC/JLCPCB検索を実行し候補を提示
- 対話的に候補を選択してLCSC番号と製品URLを回路図へ自動書き込み
- GUIアプリケーションとCLIツールの両対応で手動確認や自動化に対応
技術的なポイント
本プロジェクトはKiCadの回路図ファイル(.kicad_sch)をテキストベースで解析・編集するアプローチを採っています。.kicad_schはs-expression形式のテキストとして保存されるため、ツールはパースして各コンポーネントのValue/Footprint/フィールド情報を抽出し、必要に応じて新しいフィールド(例:LCSC、URL)を追加または更新します。部品検索はLCSC/JLCPCBの公開検索機能を利用するか、ウェブ上の検索結果をスクレイピングして候補を収集する方式が想定されます。検索クエリにはValue(例:10k, 0805)とFootprint(SMDパッケージ表記)を組み合わせることでヒューリスティックに絞り込み、曖昧な場合は複数候補を提示してユーザーが選択できるインタラクティブなフローを提供します。
GUIとCLIの両方を備えることで、手元で一本ずつ確認したい場合はGUIで視覚的に選択、スクリプト的に一括処理したい場合はCLIで非対話的に実行する、といった使い分けが可能です。更新処理では元ファイルのバックアップや変更差分の最小化にも配慮する実装が望ましく、履歴管理や衝突回避のために事前確認を行う設計になっています。また、Web検索に伴うレート制限やHTML構造の変化に弱いため、安定稼働のためには適切なエラーハンドリングと再試行ロジック、ユーザーエージェントの調整、及び将来的なAPI対応の検討が重要です。ライセンスはREADMEで個人・教育利用を推奨しており、商用利用に関する注意書きがある点にも留意してください。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- .gitignore: file
- CLAUDE.md: file
- LICENSE: file
- README.md: file
- fix_lcsc.py: file …他 5 ファイル
fix_lcsc.py はおそらく主要な実行スクリプトで、.kicad_schファイルを読み込み、検索・候補選択・フィールド書き込みの一連処理を担います。READMEには動作環境(Python 3.10+、macOS/Linux/Windows)やインストール手順(venv作成など)が記載されており、使い始めやすい構成になっています。
まとめ
KiCad回路図に対してLCSC部品のリンクを手早く付与できる実用的なツールです(50字程度)。