Linkate - Quarto用リンク収集拡張機能
概要
linkate
は、Quartoドキュメント向けのLua製拡張フィルターで、文書内に含まれるすべてのURLを自動的に抽出して、文末に「Links」セクションとして一覧表示する機能を提供します。リンク管理の手間を削減し、読者が参照したURLを簡単に確認できるようにするためのツールです。インストールも簡単で、Quartoの拡張機能として手軽に導入可能。シンプルながら有用な機能により、論文やレポート、技術文書などでのリンク整理に役立ちます。
リポジトリの統計情報
- スター数: 6
- フォーク数: 1
- ウォッチャー数: 6
- コミット数: 6
- ファイル数: 6
- メインの言語: Lua
主な特徴
- Quartoドキュメント内のすべてのリンクを自動検出し収集
- 文書末尾に「Links」セクションとして一覧表示
- Luaで実装された軽量かつ拡張しやすいフィルター形式
- Quartoの拡張機能として簡単にインストール・利用可能
技術的なポイント
linkate
はLua言語で書かれたQuarto用のフィルター拡張機能であり、Pandocのフィルター機能を活用しています。QuartoはMarkdownベースの文書作成ツールであり、Pandocを内部的に利用しているため、Pandocフィルターを用いることで処理の拡張が可能です。
この拡張は、Quarto文書を処理する際にLuaスクリプトが実行され、文書内のリンク(URL)を検出、収集します。具体的には、文書構造を表すPandocの抽象構文木(AST)を解析し、すべてのリンク要素を探し出します。検出されたURLは重複を排除してリスト化され、文書の最後に新たな「Links」セクションとして挿入されます。これにより、読者は文書中で参照されているウェブサイトや資料の一覧を簡単に確認可能です。
実装言語であるLuaは、Pandocフィルター用のスクリプト言語として最適化されており、軽量かつ高速な処理を実現しています。また、Quartoの拡張機能として提供されているため、インストールもquarto add coatless-quarto/linkate
コマンド一つで完了し、ユーザーは煩雑な設定なしに利用を開始できます。
構造的にもシンプルで、リンク収集フィルター本体のコードは少数のファイルで構成されており、メンテナンスやカスタマイズも容易です。開発者はこの拡張機能をベースに、リンクの分類や注釈付けなど、より高度なリンク管理機能の追加も検討可能です。
全体として、linkate
はQuartoドキュメントの品質向上やメンテナンス効率化を目指すユーザーにとって、導入価値の高い実用的なツールと言えるでしょう。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
.devcontainer
: 開発環境用設定ディレクトリ.github
: GitHub ActionsなどCI/CD設定ディレクトリ.gitignore
: Git管理対象外ファイル指定README.md
: プロジェクト説明ドキュメント_extensions
: Quarto拡張機能のLuaスクリプト等配置ディレクトリ
その他、設定ファイルやLuaスクリプトが含まれています。
まとめ
Quarto文書のリンク管理を自動化する軽量かつ導入容易な拡張機能。
リポジトリ情報:
- 名前: linkate
- 説明: Gotta collect them (links) all
- スター数: 6
- 言語: Lua
- URL: https://github.com/coatless-quarto/linkate
- オーナー: coatless-quarto
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/145065144?v=4