logger — Go製カスタマイズ可能ロガー

Library

概要

このリポジトリ「logger」は、Uberのzapとlumberjackを組み合わせて作られた、Go向けの生産環境対応ログパッケージです。高速な構造化ロギングを提供するzapの利点を活かしつつ、lumberjackでのログローテーションを組み合わせることでディスク運用を考慮したログ出力を実現します。JSON形式による出力や複数のログレベルに対応し、設定次第でコンソール/ファイルへの出力切替やフォーマット調整が可能です。READMEは日本語・中国語の併記があり、MITライセンスで公開されています。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 7
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 7
  • コミット数: 8
  • ファイル数: 11
  • メインの言語: Go

主な特徴

  • zapベースの高速な構造化ログ(性能重視、フィールド付きログ)
  • lumberjackによるファイルローテーション(サイズ/日数ベース等に対応)
  • JSONフォーマットおよび可読性の高い出力の切替が可能
  • 環境に応じたログレベル管理と本番運用を意識した設定設計

技術的なポイント

このライブラリの技術的特徴は、性能の高いzapと信頼性あるlumberjackを組み合わせる設計にあります。zapは事前にエンコーダや出力先を固定化することで、ログ記録時のメモリアロケーションやフォーマットコストを削減するため、低レイテンシなサービスに向いています。本リポジトリはその特性を活かし、JSONベースの構造化ログを第一クラスでサポートする設計になっている点が注目されます。ログローテーションはlumberjackに委譲することで、ファイルサイズや世代管理、日次ローテートなど運用で必要となる機能を安定して提供します。また、設定を外部化/集中化できるように設計しているため、ログレベルの変更や出力先の切替が容易で、開発環境と本番環境での振る舞いを差し替えやすくなっています。さらに、zapのEncoderConfigや出力Writerをラップすることで、コンテキストやフィールド追加の拡張ポイントを作り、既存のアプリケーションへ導入しやすいAPIを提供していることが想定されます(READMEにある「カスタマイズ可能」「本番対応」という記述に基づく解説です)。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .gitignore: file
  • LICENSE: file
  • README.md: file
  • README_zh.md: file
  • go.mod: file

…他 6 ファイル

補足説明: リポジトリは比較的シンプルで、ライブラリ本体、設定周り、ドキュメント(日本語・中文)が含まれる構成と推測されます。go.modにより依存管理が明確化されており、zapやlumberjackといった外部パッケージを組み込んでいるため、導入はGo Modulesを用いた通常の手順で完了します。ライセンスはMITなので商用利用や改変が許容され、内部でのカスタムエンコーダーやWriterラッパーの実装があれば、ログのフォーマットや出力先をプロジェクト固有に調整しやすい設計です。READMEにはバッジ類と簡単な説明があり、導入ガイドや設定例が含まれている可能性が高いです。

使い方の概略

この種のパッケージは一般に、初期化関数で設定構造体(ログレベル、出力形式、ローテーション設定、出力先パス)を渡してインスタンス化し、アプリケーション全体で共通のLoggerを使用します。JSON出力を有効にすればログ解析ツールやログ収集基盤(ELK/Fluentd等)との親和性が高く、開発時は人間に読みやすいコンソール出力に切り替えるといった柔軟な運用が可能です。設定変更は環境変数や設定ファイルで管理すると運用が楽になります。

まとめ

zapとlumberjackを組み合わせた、実運用を考えたGo向け軽量ロガーです(約50字)。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

logger

Go Reference License

中文

A customizable, production-ready logging package based on Uber’s zap and lumberjack. This package supports log rotation, JSON formatting, structured logging, and various log levels…