LogiRAG — 推論ベースのRAGとツリーインデックス
概要
LogiRAGは「Reasoning-based RAG with Tree Indexing」をコンセプトにした、シンプルかつ思考過程を重視するRAG実装です。READMEによれば、一般的なRAGで使われる「ベクトルデータベース(Vector DB)」「ドキュメントチャンク化(Chunking)」を行わず、代わりにツリー構造のインデックスを使って段階的に関連情報を探索します。マルチLLM対応でDockerイメージも想定されており、Python 3.10以上が動作要件。MITライセンスのもとで研究やプロトタイピングに使いやすい設計になっています。
リポジトリの統計情報
- スター数: 2
- フォーク数: 0
- ウォッチャー数: 2
- コミット数: 17
- ファイル数: 10
- メインの言語: Python
主な特徴
- ベクトルDBやドキュメントチャンク化を使わない「No Vector DB / No Chunking」アプローチ
- ツリー型インデックスによる階層的(Tree)な情報検索
- 「人間らしい」検索(Human-like Retrieval)を目指した推論ベースのRAG
- マルチLLM対応、Dockerでの実行準備あり(Python 3.10+)
技術的なポイント
LogiRAGの中心概念は、単に類似文書を返すだけでなく、推論(reasoning)を介して段階的に根拠を探索することにあります。READMEの記述から察するに、以下の点が技術的な肝です。
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ツリーインデックス(Tree Indexing): ツリー構造を使うことで、ドキュメント集合を階層的に整理し、クエリに対する探索を段階的に絞り込めます。例えば高レベルのノードで関連性を判定し、有望な枝にのみ深掘りしていくことで探索コストを抑えつつ、文脈を保ったまま根拠を辿れます。ツリーは手続き的に構築するか、メタデータやトピック分割に基づくクラスタリングで生成する設計が考えられます。
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No Vector DB / No Chunking: ベクトル表現と専用DBを使わない方針は、インフラ負荷を軽減し、外部サービスに依存しない点がメリットです。Chunkingを行わないということは、文書の切り分けによるコンテキスト分断を避け、原文のまとまりを保ったまま検索・参照したい意図があると考えられます。ただし大規模データのスケールや高精度な近似検索を必要とする場面では設計上のトレードオフが発生します。
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Reasoning-based Retrieval(推論ベースの検索): 単純な類似性スコアではなく、LLMを含む推論プロセスを利用して「なぜこの箇所が回答の根拠になるのか」を評価しながら情報を選別するアプローチです。これにより、根拠の連鎖(chain of thought)や段階的な質問分解を通じたより説得力ある根拠提示が可能になります。
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マルチLLMサポートとDocker準備: READMEにある通り複数のLLMを切り替えて利用できる設計を目指しているため、プラグイン的に各種モデルを差し替えられる構成が想像されます。Docker対応を示すバッジがあるため、環境再現性や配布を簡易に行える点も利点です。
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設定のシンプルさ: config.example.yamlを用意しており、YAMLベースの設定で外部APIキーやモデル選択、検索パラメータ等を管理するスタイルと推測されます。コードベースが比較的小規模(ファイル数10、コミット17)であることから、学習用やプロトタイプとして扱いやすい構成です。
総じて、LogiRAGは「大型の検索インフラを必要としない、推論を重視したRAGの実験実装」と位置づけられます。スケール性やスループットよりも、説明可能性(whyの提示)や探索過程の明示に価値を置くユースケースに向きます。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- .gitignore: file
- LICENSE: file
- README.md: file
- README_CN.md: file
- config.example.yaml: file
…他 5 ファイル
まとめ
推論重視のRAGを手軽に試せる実験的なリポジトリ。
リポジトリ情報:
- 名前: LogiRAG
- 説明: 説明なし
- スター数: 2
- 言語: Python
- URL: https://github.com/honeywellwenjie/LogiRAG
- オーナー: honeywellwenjie
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/15699871?v=4
READMEの抜粋:
🧠 LogiRAG
Reasoning-based RAG with Tree Indexing
No Vector DB • No Chunking • Human-like Retrieval • Multi-LLM Support
English | [中文](README_CN…