MyriFetch — Myrient向けマルチスレッドGUIダウンローダ
概要
MyriFetchはMyrient(Erista)リポジトリ専用に設計された高性能なROMダウンローダ兼マネージャです。ダークテーマ対応のCustomTkinterベースGUIを備え、コンソールアイコンやメタデータを視覚的に取得して表示できます。ダウンロードは一括キューと並列化された「Hydra」エンジン(ファイルを4つの並列チャンクに分割)で加速し、単一ストリームの速度制限を回避します。Linux向けのAppImageビルドスクリプトとデスクトップエントリも用意され、手作業でのブラウザダウンロードを置き換えることを目的としています。
リポジトリの統計情報
- スター数: 13
- フォーク数: 0
- ウォッチャー数: 13
- コミット数: 5
- ファイル数: 6
- メインの言語: Python
主な特徴
- 「Hydra」ダウンロードエンジン:ファイルを4つの並列チャンクに分割して高速化
- ビジュアルブラウザ:コンソールのアイコンやメタ情報を自動取得して表示
- 一括キューイングとマルチスレッド処理で大量ダウンロードを効率化
- Linux向けAppImage化とデスクトップエントリをサポート
技術的なポイント
MyriFetchはGUIと並列ダウンロードを組み合わせた設計が最大の注目点です。UIにはCustomTkinterを採用しており、従来のTkinterよりモダンでダークモードに適した見た目を実現しています。ユーザー操作とネットワーク処理を分離するためにマルチスレッド(ワーカースレッド)を用い、UIスレッドのブロックを防ぎつつ進捗表示やキュー制御を行います。
「Hydra」エンジンは単一ファイルを4つのチャンクへ分割し、各チャンクを独立したスレッドで同時ダウンロードします。これはHTTPサーバがRangeヘッダをサポートする前提で有効で、帯域のフル活用や単一接続の速度上限回避に役立ちます。チャンク取得後は適切な順序で結合(リシンク)し、整合性チェックやエラーハンドリング(リトライ、タイムアウト処理)を行う実装が想定されます。
一括キューイング機構はダウンロードタスクを内部キューに積み、ワーカープールが順次処理することで並列度や同時接続数を管理します。GUIとのやり取りはスレッドセーフなキューや定期的なUI更新コールバック(Tkinterのafter等)で行い、進捗バーやログ出力をリアルタイムに反映します。
配布面ではbuild_appimage.shが用意されており、依存関係をまとめてLinux向けのAppImageを作成できます。これにより、Pythonの仮想環境やパッケージの違いを意識せずにデスクトップで配布・実行可能です。MyriFetch.desktopはデスクトップ統合用のエントリを提供するため、インストール体験も考慮されています。全体としては、ネットワーク効率化(チャンク&並列)、ユーザー体験(カスタムGUI)、配布性(AppImage)をバランスよく組み合わせた設計です。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- LICENSE: file
- MyriFetch.desktop: file
- MyriFetch.py: file
- README.md: file
- build_appimage.sh: file
…他 1 ファイル
まとめ
Myrient向けダウンロード作業をGUIと並列化で効率化する実用的なツールです。
リポジトリ情報:
- 名前: MyriFetch
- 説明: MyriFetch: A modern, multi-threaded GUI downloader for Myrient ROMs. Features a visual browser, bulk queueing, and accelerated “Hydra” downloading. Built with Python & CustomTkinter.
- スター数: 13
- 言語: Python
- URL: https://github.com/CrabbieMike/MyriFetch
- オーナー: CrabbieMike
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/48338000?v=4