PaperPostman:arXiv論文収集ツール

Tool

概要

PaperPostmanは、arXivの論文を指定したカテゴリー(例:cs.CL、cs.CVなど)と期間(開始日と終了日)で絞り込み、論文リストを取得するPython製のコマンドラインツールです。ユーザーはコマンドライン引数でカテゴリーや日付を指定するだけで、対象期間内の該当論文を簡単に収集でき、研究活動や文献レビューに活用できます。依存パッケージはfeedparserのみで、軽量かつシンプルに利用可能です。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 1
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 1
  • コミット数: 4
  • ファイル数: 5
  • メインの言語: Python

主な特徴

  • arXiv APIから指定カテゴリー・期間の論文を自動取得
  • コマンドラインから簡単にカテゴリー(-c)、開始日(-s)、終了日(-e)を指定可能
  • 依存はPythonのfeedparserパッケージのみで軽量
  • 取得した論文情報はテキストファイルに保存し、一覧形式で管理が容易

技術的なポイント

PaperPostmanはarXivのAPI(RSSフィード)を活用し、feedparserライブラリを使って論文メタデータを取得しています。一般的な論文収集ツールではWebスクレイピングや複雑なAPI連携が必要なこともありますが、本ツールはarXivの公開RSSを利用するため手軽に構築可能です。

ユーザーはコマンドライン引数でカテゴリコード(例:cs.CL=計算言語学)や検索期間(YYYYmmdd形式)を指定し、対象期間内の論文リストを取得します。期間指定は開始日と終了日をオプションで渡せ、終了日を省略すると実行日が自動的に設定されます。この柔軟な期間指定により、最新論文や特定期間のまとめを簡単に作成できます。

取得したデータはテキストファイル(例:cs.CL_papers_20250720.txt)に保存され、論文タイトルや著者、投稿日などが一覧で記録されます。これにより、後からの検索や整理、引用管理が容易になる設計です。

コード構成は非常にシンプルで、メインのpaperPostman.pyが引数処理からAPIコール、データ保存まで一貫して担当します。依存はfeedparserだけなので、pipやconda経由で簡単に導入できる点も魅力です。

また、READMEに詳細な使い方や依存インストール方法が記載されており、Python初心者でも迷わず利用開始できるよう配慮されています。GitHub上での更新頻度は低めながらも、必要十分な機能をコンパクトに提供しているため、手軽にarXiv論文を収集したい研究者・技術者のニーズを満たすツールといえます。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .gitignore: Gitで管理しないファイル指定
  • LICENSE: ライセンス情報
  • README.md: プロジェクト説明と使い方
  • cs.CL_papers_20250720.txt: 実際に生成された論文一覧ファイルの例
  • paperPostman.py: メインのスクリプトファイル。コマンドライン引数解析、arXiv RSS取得、ファイル出力を担う

まとめ

シンプルかつ実用的なarXiv論文収集ツール。

リポジトリ情報: