PLZA シードファインダー(PKHeXプラグイン)

Tool

概要

PLZA-Seed-Finderは、PKHeX用の専門的なシード探索プラグインです。Pokémon Legends: Z-A(以降 PLZA)が要求する「PIDとCorrelationの厳密な関係」を満たす起源シード(origin seed)を見つけ出し、そのシードから生成される個体がゲーム上で合法となるように設計されています。PKHeXに組み込んで使うことで、ユーザーは手動計算や試行錯誤をせず、安全かつ高速に有効な個体を生成・インポートできます。開発言語はC#で、PKHeXのプラグインインターフェースに準拠しています。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 7
  • フォーク数: 1
  • ウォッチャー数: 7
  • コミット数: 6
  • ファイル数: 8
  • メインの言語: C#

主な特徴

  • PLZAのPID + Correlation要件を満たす起源シードを探索・生成
  • PKHeXのプラグインとして動作し、生成結果をそのままPKHeXへ渡せる
  • C#で実装され、.NET/PKHeXの環境に統合しやすい設計
  • 高速な検索アルゴリズムで実用的な応答時間を確保

技術的なポイント

このプラグインはPKHeXプラグインの枠組み内で動作するC#製ツールです。PLZA側の個体生成における「PID」と「Correlation」(ゲーム内部での識別子・相関値)という2つの値が厳密に整合している必要がある点に着目し、起源シードから生成される乱数列を逆算・走査して、条件を満たすシードを特定します。具体的には、ゲームの乱数仕様(LCRNGやXOROSHIROなど、対象ゲームで用いられる擬似乱数発生器の挙動)を再現し、PID生成規則・性別・特性・個体値(IV)などの条件と照合することで、合法な組み合わせを絞り込みます。

実装面ではPKHeXのプラグインAPIに準拠することで、PKHeX上のUIから直接プラグインを起動して検索条件を指定でき、見つかったシードや生成された個体をPKHeXのウィンドウへ出力できます。C#での実装はPKHeX本体と同じランタイム環境に馴染みやすく、既存のPKHeXアセンブリを参照して連携する設計が想定されます。パフォーマンス面では、検索空間の絞り込み(条件プリチェック・範囲指定)や効率的な乱数進行シミュレーションを取り入れることで、現実的な時間内に有用なシードを見つけられるよう工夫されています。

また、プラグインとしての配布はDLL形式が一般的で、ビルドには.NET環境とPKHeXの開発用アセンブリが必要です。ソースの可読性を保ちつつ、将来的なゲーム仕様変更や追加条件(たとえば特定の性格や個体値配列)にも対応できるよう拡張性のあるコード構成が採用されています。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .editorconfig: file
  • .gitattributes: file
  • .github: dir
  • .gitignore: file
  • Directory.Build.props: file

…他 3 ファイル

(注)実際のソースやビルド手順はリポジトリのREADMEを参照してください。通常はPKHeXのプラグイン規約に沿ってDLLを生成し、PKHeXのPluginsフォルダへ配置して利用します。

使い方(概要)

  • PKHeXを起動し、プラグインとしてPLZA-Seed-Finderを読み込む
  • 検索条件(欲しい性別・性格・個体値範囲・希少性など)を指定
  • プラグインが起源シードを走査し、条件に合うシードと生成個体を表示
  • 該当個体をPKHeXへ取り込み、必要に応じてファイルとして保存または編集

まとめ

PLZAの厳しい相関ルールに対応する、PKHeX連携の実用的なシード探索プラグインです(短評)。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋: GitHub Release GitHub Downloads (all assets, all releases)