SMTC JNI(Windows向けSMTCラッパー)
概要
SMTC JNIは、Windows向けに設計されたJavaライブラリで、ネイティブDLL(smtc.dll)を内部に同梱してJavaアプリケーションからSMTC関連の情報を取得できるようにするラッパーです。JARにDLLを含める設定(resourcesフォルダ)がされており、JARを依存に追加するだけでDLLが自動的に読み込まれるため、追加のパス設定や手動でのDLL配置が不要です。取得できる情報には、現在再生中のメディアタイトル、現在の再生進捗、総再生時間、そしてカバー画像(Base64形式)などが含まれ、短いループでSmtcLoader.getSmtcInfo()を呼び出して利用する想定です。
リポジトリの統計情報
- スター数: 5
- フォーク数: 1
- ウォッチャー数: 5
- コミット数: 4
- ファイル数: 6
- メインの言語: Java
主な特徴
- smtc.dll を JAR に同梱して自動的に読み込み、追加設定なしで利用可能
- 現在再生中のタイトル、再生進捗、総時長、カバー画像(Base64)を取得
- Windows 専用の軽量JNIラッパー(Java側のAPIはシンプル)
- resourcesフォルダを利用したDLLパッケージングが設定済み
技術的なポイント
このプロジェクトは Java とネイティブコードをつなぐ JNI(Java Native Interface)を利用しており、Java側からネイティブ DLL(smtc.dll)を呼び出すことで、OS のメディアコントロール情報を取得します。README によれば resources ディレクトリがビルド時にリソースとして含まれるようになっており、JAR 内に DLL を同梱することで配布時の手間を削減しています。実装上よく使われる手法としては、JAR 内のリソースとして格納した DLL を一時ディレクトリに抽出し、System.load()/System.loadLibrary() で動的に読み込む方式が取られていると推測されます。ライブラリの公開 API は SmtcLoader.getSmtcInfo() のような単一の取得メソッドを提供し、戻り値はパイプ区切りの文字列(例: “title|progress|duration|coverBase64”)で返される想定です。カバー画像は Base64 でエンコードされているため、Java 側では Base64 をデコードして BufferedImage に変換したり、ファイルとして保存することが可能です。注意点としては Windows 専用であるためクロスプラットフォーム対応はなく、DLL のアーキテクチャ(x86/x64)やプロセスの権限などが動作に影響する可能性があります。また、リポジトリはファイル数・コミット数が少なく、テストやマルチアーキテクチャ向けのビルド、ドキュメントの詳細説明は限定的なので、本番利用前に動作確認や例外処理(DLLのロード失敗、Null データの扱いなど)を追加することを推奨します。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- .gitignore: file
- .idea: dir
- LICENSE: file
- README.md: file
- Smtc-java.iml: file
…他 1 ファイル
READMEの抜粋(要点)
- Windows専用の Java JNI ライブラリ
- smtc.dll を JAR に同梱、追加のパス設定不要
- 主な機能:メディアタイトル取得、再生進捗、総時長、カバー画像(Base64)
- 使用方法:ビルドした JAR をプロジェクトに追加し、SmtcLoader.getSmtcInfo() を呼び出す
使い方(簡易)
- リポジトリをビルドして JAR を作成
- Java プロジェクトの依存に JAR を追加
- SmtcLoader.getSmtcInfo() を定期的に呼び出して返却文字列をパース(pipe区切り)
- カバー画像は Base64 をデコードして表示や保存に利用
まとめ
Windows向けに手早くSMTC情報を取得できるシンプルなJNIラッパー(導入が容易だが検証が必要)
リポジトリ情報:
- 名前: Smtc
- 説明: 説明なし
- スター数: 5
- 言語: Java
- URL: https://github.com/DSJ2231/Smtc
- オーナー: DSJ2231
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/185048762?v=4