Dynamics 365 / Power Apps ソリューション記述ユーティリティ

Tool

概要

「solution-desc」は、Microsoft Dynamics 365やPower Appsのソリューションファイル(.zip形式)を解析し、その中に含まれるエンティティや属性情報を抽出して人間が読みやすい説明文を自動生成するPython製ユーティリティです。ユーザーはソリューションファイルのパスを指定するだけで、複雑なXML構造を意識せずにソリューションの構成内容を把握できます。これにより、ソリューションのレビューやドキュメント作成、運用管理が効率化されます。

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リポジトリの統計情報

  • スター数: 1
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 1
  • コミット数: 2
  • ファイル数: 3
  • メインの言語: Python

主な特徴

  • Microsoft Dynamics 365およびPower Appsソリューションの.zipファイルを解析し、エンティティと属性情報を抽出
  • ソリューション内容をわかりやすいテキスト形式で出力し、ドキュメント作成を支援
  • 一時ディレクトリへの展開からXMLファイルのパースまで自動処理
  • シンプルかつ使いやすいコマンドラインインターフェース

技術的なポイント

本プロジェクトの中核はPythonスクリプト「solution-desc.py」です。このスクリプトはユーザーから対象のソリューション.zipファイルのパスを受け取り、内部のXMLファイルを抽出・解析します。Dynamics 365やPower Appsのソリューションは複数のXMLファイルで構成されており、エンティティ定義や属性の詳細が階層的に記述されています。スクリプトは標準ライブラリのzipfileモジュールを用いて圧縮ファイルを一時ディレクトリに展開し、xml.etree.ElementTreeでXMLを解析。これにより、エンティティ名、属性名、データ型、説明文などのメタデータを抽出します。

解析結果は人間にとって読みやすい説明文の形で標準出力に出力され、必要に応じてファイル保存も可能です。これにより、複雑なXML構造を直接読み解く手間が省け、ソリューションの構成要素を素早く理解できます。また、Pythonのシンプルなコード構成により、拡張やカスタマイズも容易です。たとえば、抽出対象の属性の追加や出力フォーマットの変更も比較的簡単に実装可能です。

さらに、コマンドラインベースで動作するためCI/CDパイプラインへの組み込みや、ドキュメント自動生成ツールとの連携にも適しています。Dynamics 365やPower Appsのソリューション開発におけるドキュメント不足や情報共有の課題解決に寄与するツールと言えます。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • LICENSE: ライセンス情報
  • README.md: プロジェクト概要と使用法の説明
  • solution-desc.py: ソリューション解析と説明文生成のメインスクリプト

まとめ

Dynamics 365/Power Appsのソリューション解析を効率化するシンプルで有用なツール。

リポジトリ情報: