Supertonic — 超高速オンデバイスTTS
概要
Supertonicは、ONNX形式で変換されたTTSモデルをネイティブで動かすことに特化したプロジェクトです。リポジトリはJavaScriptをフロントに、推論処理はC++(ネイティブ)で行う構成を想定しており、オンデバイスでの低遅延・低メモリ動作を重視しています。Hugging Face上にモデルとデモを公開しており、ブラウザやエッジ端末でのインタラクティブな試用が可能です。ONNXランタイムや独自の最適化(量子化・ストリーミング出力など)を活用して、リアルタイム性の高い音声合成を実現することを目標としています。
リポジトリの統計情報
- スター数: 12
- フォーク数: 1
- ウォッチャー数: 12
- コミット数: 3
- ファイル数: 16
- メインの言語: JavaScript
主な特徴
- ONNXモデルをネイティブに実行することで低遅延を実現するオンデバイスTTS
- JavaScriptから利用できるフロントエンドとC++による高速推論コアの組み合わせ
- Hugging Faceでのモデル公開とWebデモの提供により簡単に試せる
- 量子化やストリーミング出力など、実装上の最適化に配慮
技術的なポイント
Supertonicの技術的要点は「ONNXでのモデル表現」「ネイティブ実行による低オーバーヘッド」「エンドツーエンドのストリーミング音声出力」の三点に集約されます。まず、音声合成モデル(テキスト→メルスペクトログラム → ボコーダ/波形生成)はONNXに変換することで実行環境の互換性を保ち、ONNXランタイムや軽量な推論バックエンドによりプラットフォーム横断での実行を可能にします。次に、JSだけで完結させるのではなく、C++実装をコアに置くことでネイティブ関数コールによるレイテンシ削減やマルチスレッド最適化、低レベルのメモリ管理が行えます。これにより、CPU中心の端末でも実用的なレスポンスが期待できます。さらに、量子化(8-bit等)やモデルのプリチューニング、演算順序の最適化によりメモリ使用量と演算負荷を抑え、ストリーミング出力を想定したバッファリング最小化や逐次的な音声合成に対応している点が重要です。最後に、Hugging Faceとの連携によりモデル配布・デモ提供が容易で、エンジニアは既存の学習済みモデルを取り込みテストすることで素早く評価できます。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- .gitattributes: file
- .gitignore: file
- LICENSE: file
- README.md: file
- cpp: dir
- package.json: file
- package-lock.json: file
- img: dir
- models: dir(Hugging Face連携を想定した参照)
- examples: dir(デモやサンプルの配置想定)
- src: dir(JavaScript側のラッパーやユーティリティ) …他 11 ファイル
まとめ
ONNXとネイティブ実行で低遅延を目指した実用的なオンデバイスTTS実装。
リポジトリ情報:
- 名前: supertonic
- 説明: Lightning-fast, on-device TTS — running natively via ONNX.
- スター数: 12
- 言語: JavaScript
- URL: https://github.com/supertone-inc/supertonic
- オーナー: supertone-inc
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/61007505?v=4
READMEの抜粋:
Supertonic — Lightning Fast, On-Device TTS
Supertonic is a lightning-fast, on-device text-to-speech system designed for **extreme performa…