unegg — .eggアーカイブ抽出ツール
概要
uneggは「.egg」拡張子のアーカイブファイルから中身を取り出すための小さなコマンドラインユーティリティです。Goで書かれており、並列ワーカー(デフォルト14)を利用して複数ファイルを同時展開することで高速化を図っています。パスワードで保護されたアーカイブの復号に対応し、一覧表示モードで中身を確認してから抽出する運用も可能です。Homebrew向けの配布(blurfx/tap)や goreleaser 設定が含まれており、クロスコンパイルして単一の実行ファイルとして配布できる点も特徴です。使い方は非常にシンプルで、スクリプトやCIからの呼び出しにも向いています。
リポジトリの統計情報
- スター数: 17
- フォーク数: 0
- ウォッチャー数: 17
- コミット数: 5
- ファイル数: 9
- メインの言語: Go
主な特徴
- .eggアーカイブの抽出と一覧表示に対応する軽量CLIツール
- 並列ワーカー(デフォルト14)による高速処理
- パスワード保護されたアーカイブの復号サポート
- Homebrew向けのインストール(blurfx/tap)と goreleaser 設定を備える
技術的なポイント
uneggはGoで実装されたシングルバイナリ型のCLIツールで、設計はシンプルかつ実用的です。コマンドラインオプションは標準的で、出力先ディレクトリを指定する-C、並列ワーカー数を指定する-j、一覧表示の-l、パスワード指定の-p、進捗非表示の-qなどが用意されています。並列処理はワーカープール型を採用しており、ファイル単位での並列展開を行うことでI/Oや解凍処理を効率化します。デフォルトのワーカー数が14と比較的高めに設定されているのは、複数コアを活かした短時間での大量ファイル抽出を想定したためです。パスワード保護されたアーカイブにはコマンドラインでパスワードを渡して復号可能で、スクリプトから自動化して扱うことができます。
ツールの配布・ビルド周りでは、.goreleaser.yamlが含まれており、goreleaserを用いたマルチプラットフォームビルドやアーカイブ生成、Homebrew用のリリースアーティファクト作成が想定されています。実際、READMEには「brew install blurfx/tap/unegg」でのインストール手順が記載されており、Homebrew Tap経由での配布をサポートしています。Go製のため依存は最小限に抑えられ、静的にビルドすれば配布・導入が容易です。
ユーザー体験面では、一覧表示オプションで先に中身を確認できる点が便利です。大量ファイルを抽出する際の進捗は標準出力に出る仕様(-qで抑止可能)で、CIやログ取りを行う環境でも柔軟に動作します。エラーハンドリングやファイル上書きポリシーはREADMEの使用例に沿った基本的な設計と推測され、シンプルなユーティリティとしての堅牢性を重視しています。
拡張や貢献の観点では、例えばより詳細な進捗表示(パーセンテージやETA)、帯域・IO制御の追加、アーカイブフォーマット判定の強化、テストカバレッジの充実化(単体テストや大容量ファイルの統合テスト)などが今後の改善ポイントとして考えられます。goreleaser設定があるため、新しいリリースを出す際のワークフローは既に整っており、メンテナーがクロスプラットフォームでバイナリを配布する際の手間も少なくなっています。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- .github: dir
- .gitignore: file
- .goreleaser.yaml: file
- README.md: file
- cmd: dir
その他のファイル:
- go.mod: file
- main.go(またはcmd内のエントリ): file
- LICENSE(存在する場合): file
- 使い方やビルドに関する補助ファイル: file
…他 4 ファイル
まとめ
シンプルで高速、Homebrew配布に対応した .egg抽出向けの使いやすいGo製CLIツールです(約50字)。