VectorPad:Godot 4用インタラクティブなVector2編集プラグイン

Tool

概要

VectorPadは、Godot 4エンジン用の小規模ながら高機能なインスペクタープラグインで、Vector2型のプロパティをグラフィカルに編集可能にします。従来の数値入力に加え、2Dパッド上でベクトルをドラッグ操作することで直感的な編集が可能。グリッドや軸、円形の境界線が表示され、カスタムシェーダーで描画されるビジュアルは視認性に優れています。また、X/Y座標の数値フィールドとパッドの状態は常に同期され、スクリプトからの実行時変更もリアルタイムに反映。これにより、ゲーム開発のワークフローを効率化し、Vector2値の調整をより快適にします。

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リポジトリの統計情報

  • スター数: 3
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 3
  • コミット数: 4
  • ファイル数: 9
  • メインの言語: GDScript

主な特徴

  • Godot 4のインスペクター上でVector2型のプロパティを2Dパッドとして表示・編集可能
  • グリッドや軸、円形の境界、ベクトル線とハンドルをカスタムシェーダーで高精細に描画
  • X軸とY軸の数値フィールドとパッドの状態が常に同期し、精密な数値編集が可能
  • 実行時にスクリプトからVector2値が変更されても、パッド表示がリアルタイムに更新

技術的なポイント

VectorPadはGodot 4用のInspectorプラグインとして、Vector2プロパティの編集体験を大きく向上させることを目的に設計されています。従来のGodotインスペクターはVector2値をX、Yの数値スピナーで編集しますが、VectorPadはこれに視覚的かつインタラクティブな2Dパッドを導入しました。これにより、開発者はドラッグ操作でベクトルの方向と大きさを直観的に調整可能です。

ビジュアル面では、グリッドや軸線、円形の境界線をカスタムシェーダーで描画。これにより、単純なコントロールよりも高い視認性と操作感を実現しています。円形の境界はベクトルの最大値範囲を示し、ユーザーが範囲外の値を誤って設定することを防ぎます。ベクトル線とハンドルは現在のVector2値を即座に反映し、操作中のフィードバックを強化しています。

数値入力欄はパッドと完全に同期。ドラッグで値を変えれば数値欄も即時更新され、逆に数値欄の編集もパッド表示に反映されます。これにより、直感的な操作と正確な数値入力の双方をシームレスに使い分け可能です。

さらに、実行時にスクリプトからVector2値が変更された場合も、パッドの表示はリアルタイムに更新されます。これにより、ゲームプレイ中の動的な値変化も正確に監視・編集でき、デバッグや調整が容易になります。

実装はGodot標準のGDScriptで行われており、プラグインとして簡単に導入・設定可能。軽量で依存関係が少なく、カスタマイズや拡張もしやすい設計です。全体として、VectorPadはGodot 4のVector2編集におけるユーザー体験を大幅に改善し、ゲーム開発の生産性向上に寄与します。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .editorconfig: コードエディターの設定ファイル
  • .gitattributes: Git属性設定ファイル
  • .gitignore: Git管理除外ファイルリスト
  • README.md: プロジェクト概要と使い方の説明
  • addons: ディレクトリ(Godotプラグインのソースコードを格納)
  • plugin.cfg: プラグインのメタ情報ファイル
  • vector_pad.gd: VectorPadのメインGDScriptファイル
  • VectorPad.tscn: プラグインのUIシーンファイル
  • demo.gif: プラグインの動作デモ画像

まとめ

VectorPadはGodot 4におけるVector2編集を革新する高機能かつ使いやすいプラグインです。

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