WebTerm(ウェブターミナル) — ブラウザで使えるリモート端末

DevOps

概要

WebTerm は、Python(FastAPI)をバックエンドに、xterm.js をフロントエンドに使ったブラウザベースの完全な端末(Webターミナル)です。リアルタイム通信は WebSocket で行われ、サーバー側でシェルプロセス(疑似TTY)を起動し、その入出力をブラウザに中継する一般的なアーキテクチャを採用しています。これにより、SSH クライアントを用意できない環境やモバイル端末からでも、ブラウザだけでリモートシェル操作が行えます。導入は比較的簡単で、単一サーバーでのセルフホスト運用やコンテナ化しての運用に向きます。セキュリティ(TLS、認証、アクセス制御)やスケーリングについては運用者が追加の対策を行うことで実用度を高められます。

GitHub

リポジトリの統計情報

  • スター数: 18
  • フォーク数: 0
  • ウォッチャー数: 18
  • コミット数: 10
  • ファイル数: 11
  • メインの言語: Python

主な特徴

  • ブラウザベースのフル機能端末(xterm.js フロントエンド)
  • Python + FastAPI による軽量で非同期対応のバックエンド(WebSocket)
  • リモートサーバーへのブラウザ経由アクセスに最適化
  • セルフホストでの導入が容易、コンテナ化も想定可能

技術的なポイント

WebTerm のコアは「端末入出力をブラウザとサーバー間でリアルタイムに中継すること」です。実装上は FastAPI を使った WebSocket エンドポイントと、サーバー側で起動するシェルプロセス(通常は bash や sh)を結ぶ橋渡し部分が肝になります。一般的な実装手法としては Python の subprocess と pty(疑似端末)モジュールを使い、サーバーで擬似TTY を作成してシェルを立ち上げ、その STDIN/STDOUT を非同期で読み書きして WebSocket 経由でブラウザに送受信します。フロントエンドは xterm.js を用い、エスケープシーケンスや端末サイズ変更(resize)に対応してユーザー体験を実現します。

FastAPI を使う利点は非同期処理の扱いやすさと、ASGI サーバー(uvicorn 等)と組み合わせた際の性能です。WebSocket 接続ごとに独立した端末セッションを保持でき、接続切断や再接続、セッションタイムアウトなどのライフサイクル管理を取り入れられます。セキュリティ面では、TLS(HTTPS/WSS)を必須にすること、適切な認証(OAuth、トークン、HTTP 基本認証など)を実装すること、アクセス制御とログ記録を行うことが重要です。公開サーバーで運用する場合は、プロキシ(Nginx、Traefik)による TLS 終端や IP 制限、WebSocket の適切なタイムアウト設定が推奨されます。

スケーリングについては、単一インスタンス運用なら問題ありませんが、多数の同時セッションを捌く必要がある場合は、セッション管理とステートレス化(認証情報の外部化)、ロードバランサー越しの WebSocket セッション固着(sticky session)や、セッションプロキシの導入を検討します。またログや録画を残す機能(セッション記録)を付けることで監査とトラブルシュートがしやすくなります。実務での運用を想定するなら、最小限の可視化・監査・制限を加えて安全性を高めるべきです。

コードベースは比較的コンパクト(ファイル数 11、コミット数 10)で、拡張やカスタマイズがしやすい構成です。導入の初期段階では、まずローカルや閉域網で動作確認を行い、必要に応じて認証や TLS、コンテナデプロイを追加して本番に移すワークフローが現実的です。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ:

  • .flake8: file
  • .github: dir
  • .gitignore: file
  • LICENSE: file
  • Makefile: file

…他 6 ファイル

まとめ

ブラウザだけで完全な端末操作を実現するシンプルで実用的なセルフホスト向けプロジェクト。

リポジトリ情報:

READMEの抜粋:

WebTerm

A fully-featured web-based terminal using Python/FastAPI backend with real-time WebSocket communication and xterm.js frontend.

WebTerm is particularly useful for accessing remote machines through a web browser, eliminating the need for dedicated SSH clients or terminal applications.

WebTerm UI

Here are some common use cases:

  • Remote Server Access: Install WebTerm on a remote server and access a full terminal session from any device with a web browse…