ZtoApi - Z.ai GLM-4.5向けOpenAI互換APIプロキシ
概要
ZtoApiは、Z.aiが提供するGLM-4.5言語モデルに対してOpenAIのAPI互換インターフェースを実現するプロキシサーバーです。Go言語で実装されており、OpenAIの標準API仕様に準拠しているため、既存のOpenAIクライアントやツールを変更せずにそのまま利用可能です。さらに、リアルタイムストリーミング応答、APIキーによる認証、環境変数による柔軟な設定、Dockerコンテナ化など、実運用を見据えた機能が充実しています。Z.aiのGLM-4.5モデルを活用したアプリケーション開発を迅速に開始できることが最大のメリットです。
リポジトリの統計情報
- スター数: 29
- フォーク数: 10
- ウォッチャー数: 29
- コミット数: 4
- ファイル数: 10
- メインの言語: Go
主な特徴
- OpenAI API互換インターフェースを実装し、既存のOpenAIクライアントを変更不要で利用可能
- ストリーミング応答をサポートし、リアルタイム性の高い対話体験を実現
- APIキー認証によるアクセス制御を備え、安全な運用が可能
- Dockerイメージ提供で迅速かつ簡単に環境構築・デプロイを実現
技術的なポイント
ZtoApiはGo言語で書かれた軽量のAPIプロキシサーバーであり、Z.aiのGLM-4.5モデルをOpenAI互換APIとして公開します。OpenAIのChat Completion APIを模したエンドポイントを提供し、標準的なJSONリクエストとレスポンス形式を保つことで、既存のOpenAI SDKやツールとの互換性を実現しています。
特に注目すべきはストリーミングレスポンスへの対応です。HTTP/1.1のチャンク転送エンコーディングを利用し、サーバーからクライアントへ逐次的に部分的な応答を送信可能にしています。これによりユーザーは長文回答を待たずに、生成中のテキストをリアルタイムに受け取れるため、対話体験が格段に向上します。
APIキー認証機能は、config.envなどの環境変数で設定可能です。これにより複数ユーザーやアプリケーション間での安全なアクセス管理が可能であり、シンプルながら実用的なセキュリティレイヤーを提供します。
また、柔軟な環境変数設定により、Z.aiのAPIエンドポイントやキー、ポート番号などを容易にカスタマイズ可能。Dockerfileと.dockerignoreを備え、公式イメージのビルド・コンテナ化もサポートしており、さまざまな環境へのデプロイが容易です。CORS対応もしているため、フロントエンドアプリケーションとの連携もスムーズに行えます。
コードベースはシンプルでメンテナンス性が高く、fork元プロジェクトからの二次開発としてクリーンな実装がされています。Z.aiのGLMモデルに特化しつつ、OpenAIエコシステムとの橋渡しを行う役割を担うため、今後のAIサービス連携における重要なコンポーネントとなる可能性があります。
プロジェクトの構成
主要なファイルとディレクトリ:
- .dockerignore: Dockerビルド時に除外するファイル指定
- .gitignore: Git管理対象外ファイル指定
- Dockerfile: Dockerイメージビルド用設定
- README.md: プロジェクト概要と使用方法
- config.env: 環境変数設定ファイル(APIキーやエンドポイントなど)
- main.go: アプリケーションのエントリーポイント
- handler.go: APIリクエスト処理ロジック
- proxy.go: Z.ai APIとの通信処理
- middleware.go: 認証やCORS設定などミドルウェア
- utils.go: 補助的なユーティリティ関数群
まとめ
ZtoApiはZ.ai GLM-4.5モデルを手軽にOpenAI互換APIとして活用できる実用的なプロキシサーバーです。
リポジトリ情報:
- 名前: ZtoApi
- 説明: OpenAI兼容API代理 for Z.ai GLM-4.5
- スター数: 29
- 言語: Go
- URL: https://github.com/libaxuan/ZtoApi
- オーナー: libaxuan
- アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/33255877?v=4