概要

grok2api は、Grok API Gateway を再実装した軽量なプロキシ/ゲートウェイ実装です。元リポジトリからのフォークで、設計をほぼ全面的に書き換え、認証ヘッダーの自動取得（Playwright を使用して x-statsig-id を取得・管理）、ストリーミングレスポンスに含まれる不要なタグ（例：）の自動フィルタリング、トークン使用量や統計の強化、Grok4 の互換サポートなどの機能が追加されています。Dockerfile と docker-compose.yml を備え、環境変数で API_KEY や SSO トークンを設定して簡単に動作させられます。小規模な検証や内部用途のプロキシとして有用です。

リポジトリの統計情報

スター数: 27
フォーク数: 14
ウォッチャー数: 27
コミット数: 4
ファイル数: 5
メインの言語: Python

主な特徴

Playwright を利用した自動認証ヘッダー（x-statsig-id）の取得と管理
ストリーミングレスポンスからの不要タグ自動除去（等）
トークン使用状況の改善された統計・モニタリング機能
Grok4 の互換サポートと Docker ベースの簡単デプロイ

技術的なポイント

grok2api は Python ベースの軽量 API ゲートウェイとして設計され、app.py をエントリポイントにして HTTP リクエストを受け、バックエンドの Grok API へ中継します。特に注目すべきは Playwright を用いたブラウザ自動化で、これにより人力で取得していた x-statsig-id（認証に必要なヘッダー）を自動で取得・更新する仕組みを導入している点です。SSO トークン（SSO, SSO_SUPER）や API_KEY は環境変数で管理し、複数のトークンをカンマ区切りで与えることでプールやローテーション運用が可能です。

ストリーミングモードへの配慮として、レスポンス中に含まれるメタタグ（例：）を自動的に検出して除去するフィルタ処理を実装。これによりクライアント側での不要なデータ処理を抑制できます。トークンやリクエストの統計はログや内部カウンタで集計され、利用状況の可視化や簡易的な監視が行えるよう拡張されています。さらに Grok4 をサポートするための互換処理やフォールバックも実装されており、新旧バージョンの差異に対して柔軟に対応します。コンテナ化（Dockerfile + docker-compose.yml）により、ローカルや開発環境での再現性が高く、テンプレートディレクトリは簡単なフロントエンドや管理画面を提供するために用意されています。全体として小規模なツールチェーンや研究用途のゲートウェイとして使いやすく設計されています。

プロジェクトの構成

主要なファイルとディレクトリ：

Dockerfile: file
README.md: file
app.py: file
docker-compose.yml: file
templates: dir

まとめ

Playwright で認証を自動化し、ストリーミング整形と統計機能を強化した実用的な Grok プロキシです。

リポジトリ情報：

名前: grok2api
説明: rewrite grok2api
スター数: 27
言語: Python
URL: https://github.com/VeroFess/grok2api
オーナー: VeroFess
アバター: https://avatars.githubusercontent.com/u/21025099?v=4

READMEの抜粋：

Grok API Gateway

与原版差异

本 fork 版本相较于原版增加了以下功能：

基本全部重写了…
自动获取 x-statsig-id - 使用 Playwright 自动获取并管理认证头
流模式标签过滤 - 自动移除响应中的 <xaiArtifact 等标签
增强统计功能 - 改进的令牌使用统计和监控
Grok4支持 - 反正我能用.jpg

环境变量配置

必需配置

环境変数	描述	默认值	示例
`API_KEY`	API 访问密钥	`sk-123456`	`sk-your-api-key`
`SSO`	Grok SSO 令牌（普通）	-	`token1,token2,token3`
`SSO_SUPER`	Grok SSO 令牌（超级）	-	`super_token1,super_token2`

Grok API Gateway（grok2api）